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Stratasysイスラエル本社に行ってきました!掲載日:2018/01/31

3Dプリンティングに携わる仕事の中で出会う、様々な3Dプリンティングの「?」や「!」ついてお伝えするコラムです。

先月Stratasys イスラエル本社を初めて訪問してきました。イスラエル自体も初めてでしたが、そこで見てきたものは…

筆者紹介

丸岡 浩幸

丸紅情報システムズ株式会社 製造ソリューション事業本部モデリングソリューション技術副部長。Stratasys プロフェッショナル向け3Dプリンターの新しい使い方を開発提案する業務を主に担当。3Dプリンティングで日本のものづくりに役立つ何かを探し続ける日々。

Stratasysイスラエル本社はどのようなところ?

丸紅情報システムズ株式会社が正規代理店として販売、アフターサポートをしている3DプリンターはStratasys(ストラタシス)社は、1988年アメリカで設立され、今年で創業30周年を迎えますが、2012年にイスラエルのObjet社と合併したことから、現在はアメリカ ミネソタ州とイスラエル レホボトの2か所に本社があります。イスラエル本社では、主にポリジェット方式プリンターと材料の開発、製造を行っています。

筆者は先月1月に初めてイスラエル本社を訪問しました。イスラエルに行くことも初めてで、皆さんにとってもあまりなじみのない国の一つかと思いますので、どのようなところだったかをお伝えしようと思います。

イスラエル本社は新しくなっていた

イスラエル本社のあるレホボトという地域は、イスラエルの国際空港があるテルアビブから南に約30kmの、比較的新しい企業工場団地のような場所にあります。ちなみにテルアビブは「Tel Aviv-Yafo(テルアビブヤフォ)」というのが正しい名前だそうです。

実はイスラエル本社は昨年新社屋を建設し、2棟の内1棟が完成し、既に1棟目には引っ越しており、今回はそこを訪問しました。

近代的なデザインのビルで、この中にオフィスと工場、開発用テスト設備などが入っています。残念ながら機密保持のため、中の写真動画撮影は禁止でしたので、お見せ出来ずすみません。このビルの背面に2棟目を建設中でした。内装はもちろんきれいで、インテリアや壁もなかなか凝ったデザインでした。

3Dプリンター工場も見てきました

イスラエル国内には3Dプリンターや材料を生産する工場が複数あるのですが、そのうちの1か所を訪問見学することもできました。

細かいことはお伝え出来ないのですが、プリンター製品の組み立てや出荷前検査の工程について、説明を受けながら見学しました。人による作業の工場ですので中は静かでしたが、部品管理に日本発祥で世界に広がっている「かんばん方式」や、品質管理工場のため壁のあちこちに「KAIZEN(改善)」の管理表が大きく掲示され、ISO9001認証の下、管理の「見える化」と継続的な品質改善システムが採用実行されていることが分かりました。

管理職の方と直接話をすることが出来、日本市場からの品質についての要望を直接伝え、その方からも品質改善に対して熱意が感じられたのは行ってよかったことの一つでした。

正直に言えば、日本の工場に比べ5Sの点でも至らないところも見られ、3Dプリンターもメーカーやユーザーが急激に増えてきた中、メーカーの製造品質が追い付いていないこともありましたが、特に最近品質管理経験実績の豊富な人材を加え、業界のリーディングメーカーとして品質改善には力を入れているようです。さらなる改善には日本のお客様からのフィードバックは大変重要ですので、今後も変わらず弊社、またはカスタマーアンケートを通じてお伝えいただけますようお願い致します。

Stratasysはどこに向かうのか?

ここでは機密上お伝え出来ないことが多く重ねてお詫びいたしますが、これから1年、もしくは数年の間に発売されるであろう新製品、新材料は、これまでより「細かな市場のニーズ」に応えるものが多いように感じました。これは、過去の当コラムでも述べたとおり、3Dプリンティング製品が「汎用」から、ある特定のものを作るのに最適な「専用」に向かう傾向にあり、それと合致しているようです。例えば欧米では実使用部品製造にStratasys社プリンター活用している例が下記リンク先のように続々と出てきていますが、このようなことがもっと広く、高度にできることを目指しています。

ドイツ Siemens社 路面電車の修理交換部品製造の例

動画音声ドイツ語、英語字幕で申し訳ありませんが、路面電車のフロントバンパーや運転席部品が壊れた時にFDM Fortus900mcなどを使い早く修理部品を作れることで、時間だけでなくコスト面でも出ているそうです。

アメリカ CSI社 医療血管手術練習器具製造の例

ポリジェットプリンターで軟質、透明な複雑形状部品を製造したり、FDMも並行活用して様々な装置開発製造に使い、欠かせない方法となっているそうです。

日本では下記の展示会で、最新製品情報をお伝え出来ると思いますので、ぜひご来場ください。

2月14-16日 東京ビッグサイト 3Dprinting展

4月11-13日 名古屋ポートメッセ DMS名古屋展

6月20-22日 東京ビッグサイト DMS展

イスラエル本社の方からは、これら事例のようにStratasysが長年培ったFDMとポリジェット技術を核に、装置材料だけでなく世界中の応用活用ノウハウを個々のお客様のニーズに対して提供できるのが同社の強みで、今後さらに製品開発、技術提供力を強化していくとのことでした。我々代理店としましても、メーカーとの橋渡しに独自ノウハウを加え、日本のお客様にお届けしていきたいと思います。

イスラエルはどんなところ?

短い間で限られた場所だけでしたが、イスラエルは一言でいえば、「いろんなものが複雑に絡み合って出来ている」という感じでした。例えば紀元前からの古い町や建物もあれば、ハイテク企業や近代的、時には近未来的な高層ビルもあったり、人々はほぼ英語が話せることもあり友好的ですが、車の運転はかなり乱暴だったり、世界的な聖地なのにかなり観光地化していたり、全体には穏やかな雰囲気なのに、普通に自動小銃を持った警官がたくさん歩いていたりなど。

食べ物は、料理というより生野菜、果物、魚、牛乳やチーズなどがおいしいことに驚きました。地元の方に聞くと、もともと肥沃な土地ではないので、おいしい野菜を作るための技術が長年高められてきたからとのことでした。あとはおそらく皆さん「甘いもの好き」で、逆に辛いものはなかなか食べられませんでした。日本のラーメン屋も数件あり、少し変わっていましたがそれなりにおいしかったです。でも物価は全体に高いです…

もしStratasys本社訪問を希望される方がいらっしゃれば、ご案内しますので弊社までご連絡ください。

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