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見た目の
成功を収めた現在でも、新しいことにチャレンジするという精神は失われることなく受け継がれている。東京マルイでは年間に5~7種類もの新しいエアソフトガンと、20種類近いオプション商品を開発している。これは競合他社に比べてもかなり多い実績だ。 |
動作確認時の衝撃にも耐えられるABS樹脂による試作品造形Dimensionで造形したサンプルを初めて見た企画室課長の岩澤茂氏は、「表面がザラザラしている。大丈夫なのだろうか?」と感じたという。しかし、その不安は直ぐに消えた。実際に使ってみると、バリを軽く削っただけで、動作をシミュレーションできる模型を作ることができたからだ。「それまでは、試作には大きく分けて2つの段階がありました。1つは、外観設計時に行う試作です。これは、発泡スチロールで造形するもので、あくまで形を見るためのものでした。そして次が、図面がほぼ完成してから行う試作です。この2回の試作には手間とコストがかかっていました」(企画室 岩澤茂氏) 設計の途中段階にある、内部構造の部品を組み合わせた動作確認は、最終的な段階でしか行うことができなかった。しかし、Dimensionの導入により、試作品を気軽に作ることができるようになったという。 「商品開発スピードが上がりました。なぜなら、これまではA案とB案があった場合、悩んだり過去の資料から検証したりするので、どちらを採用するかでかなりの時間を使っていました。しかし、Dimension導入後は、『試作品を数点作って良い方を採用する』ということができるようになり、時間の短縮化が図れるようになりました」(設計課 奈良崎飛鳥氏) Dimensionはモデル材料にABS樹脂を使用する。このため、複雑かつ強度を必要とするエアソフトガンの内部部品の動作確認でも、問題なく機能するのだ。金属部品とABS樹脂部品を組み合わせて、試作品を作り、動作を検証する。 「Dimensionで出力した試作エアガンを動かしてみると、動き具合や身体に伝わる衝撃の大きさなどが、実製品にかなり近いのです。そのため新しい製品の動きを、開発の途中段階からシミュレートできるようになりました」(設計課 大谷和範氏) |
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品質を守ることは業界トップを走るメーカーとしての使命試作品を気軽に造形できることによるメリットは時間の短縮だけではなく、同時に品質の向上にもつながったという。メカニズム的にスムーズな動きをするかどうかや、不具合がないかを、段階的に試験の回数を重ねることでしっかりと確認できるためだ。「品質における確かな信頼性と、更なる品質向上に対する探求心は、弊社にとってなくてはならない要素です」と、岩澤専務は語る。 東京マルイは、エアソフトガン業界でトップシェアを誇る企業だ。そのため、東京マルイの商品の健全な品質が、エアソフトガン業界全体に与える影響は大きい。そもそも銃を模した玩具であり、さらに高い社会性が要求される。しかし、現状では東京マルイのエアソフトガンは、トイガン専門店だけではなく、一般的な玩具店やプラモデルショップにも置かれている。これは、商品の安全性が認められているからに他ならない。 「多くの人が手に取って、動かして遊ぶホビーを造る――」 このモットーは世間の信頼を得てこそはじめて実現する。どのような状況においても、この考えを守り通し、工夫と知恵を絞ってきたところに、東京マルイの企業としての強さがあるのだろう。 |
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※文中の製品名および会社名は、各社の商標または登録商標です。 |