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- アクセスポイント(Access Point)
無線LANのアクセスポイントとは、端末間の接続や、有線LANなどのネットワークへの接続を可能にする電波中継の役割を果たす機器。
- チャネル
電波の周波数帯域のこと。
- TrueReuse
Extricom社が特許申請している無線LAN技術。クライアントとAP間の通信電波強度をリアルタイムに測定し、クライアントが最適なAPと最適な送信電力で通信するように調整する。シングルチャネル環境ながらも3チャネル分の帯域が利用可能。
- PoE(Power over Ethernet)
Ethernetの配線に使うケーブルを通じて電力供給をおこなう技術。電源を取りにくい場所に置く際などに便利。
- ローミング
無線LAN環境で端末がアクセスポイントを移動しても通信が可能になること。
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キーワードはシングルチャネル、光明は提案の中に
2007年が明けても、無線LAN導入プロジェクトのメンバーは暗中模索を続けていた。無線LANを最初に導入する新3号館は、建設中で電波状況を調べられない上、吹き抜け構造が電波干渉に与える影響もわからない。アクセスポイント(以下、AP)*1の設置場所も図面上で決めていかなければならず、チャネル*2設計も憶測でおこなうしかない…。
無線LAN導入プロジェクトは懸案を抱えながらも無線LAN製品の選定に入る。光明はExtricomの無線LANシステムを活用した提案にあった。キーワードは、シングルチャネル。3人は「これだ!」と確信を抱く。
通常の無線LANシステムは、AP同士の電波干渉を避けるため、電波が届く範囲にあるAP同士はチャネルを異なるものにしなければならない。一方、Extricomの無線LANシステムは、独自の技術により干渉範囲内にあっても同一のチャネルを割り当てられるシングルチャネル機能を持っていた。
「シングルチャネルなら電波状況の調査も不要です。APの設置場所も必要なところに設置でき、チャネルの設計にふりまわされることもありません。階層を越えて電波が飛んでしまう吹き抜けへの対応も柔軟にできます。今後、APを増設する際の設計変更も容易です」(田村氏)。
しかしシングルチャネルにも弱点がある。パフォーマンスなどに制限を抱えてしまうのだ。この弱点を克服したのがExtricomのもう1つの独自技術TrueReuse*3だ。「ノートパソコンの台数が増えてもスループットの心配はありません。採用理由の1つにもなりました」(五十嵐氏)。
そのほかにもExtricomの特長が様々な課題を解決へと導いた。たとえば、天井裏に設置するため、気になるのがAPの発熱。Extricomの無線LANは通信の制御やユーザの管理、セキュリティなど、従来のAPの処理をすべてスイッチ側で処理する。このためAPはアンテナの役割のみ、熱を発することはなく電力供給もPoE*4でケーブルを通じておこなえる。ローミング*5の切り替え時間も0秒、途切れることはない。WPAで暗号化、IEEE802.1xで認証、APとスイッチ間は独自プロトコルで通信などセキュリティも強固だ。
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