 |
マンションに特化した緊急地震速報サービス
マンションライフのベースとなるのは安全性だ。たとえば、マンション宅内にいて地震がきたときにどういう行動をとるべきなのか。「マンションの場合、大きな家具など倒れてくるものや落ちてくるものから離れて身を守ることが最優先事項となります」と、マンションサービスグループマネージャー事業企画チームの菅野氏は説明する。
実際、地震がきたときに冷静に行動することは難しい。同社では、マンションやビルなどを対象にした緊急地震速報サービス「SCOOP(スクープ)」を提供している。「SCOOP」は、気象庁から発信される緊急地震速報をマンションに設置された地震情報解析機器へインターネットを通じて配信。地震情報解析機器は予め入力されたマンション固有の地盤情報を加味し、予測震度と大きな揺れの到達時間の目安を算出する。必要に応じてマンションの設備と連動し、エレベータを最寄り階に停止させたり、自動ドアを強制解錠し逃げ道を確保したりする。
インターホンからは、単に「地震がきます」というメッセージを流すだけでなく、到達時間はもとより地震到達前、地震発生中、地震発生後の「とるべき行動」を音声ナビゲーションで教えてくれる。
夜中、睡眠中で、テレビやラジオなどがついていないときに地震を知らせてくれる機能はとても役立つはずだ。また、デモンストレーション画面を見たのだが、地震の恐怖の中で冷静さを保つ上で、音声の行動指針は心のよりどころになるのではないかと思った。
たとえば、次のような内容だ。
地震到達前、「緊急速報、震度5弱以上15秒後。ドアを開け、窓や大きな家具から離れ、安全な体勢をとります。すぐ地震がきます。落ち着いて」。
地震到達までのカウントダウンが始まる。
地震発生中、「倒れてくるもの、落ちてくるものに注意して、揺れがおさまるまで身を守ってください」。
地震発生後、「足元の安全を確認してから動いてください…」。
音声ナビゲーションの内容や、「SCOOP」を利用する全戸に配布される地震防災マニュアルには、内閣府「中央防災会議首都直下地震避難対策等専門調査会」などを務めた危機管理アドバイザーが監修しており、非常に実践的なものとなっている。同サービスはすでに全国80物件8,000戸に導入、新築だけでなく既存マンションからの問い合わせも多い。
ほかにも、セキュリティサービスとして、ICカード鍵の機能にマンション内共有施設の予約、入退室管理、電子マネーなどのサービスを付加したICカードセキュリティシステムも好評だ。また、マンション管理業務の効率化を支援する「マンションコミュニケーションパック」の提供や、マンション居住者専用コミュニティサイト「Chorocobi(チョロコビ)」も開設し、居住者間で手軽に情報交換ができるツールとして好評を博している。
|
|

緊急地震速報サービスSCOOP(スクープ)は、気象庁から発信される緊急地震速報をマンション棟内の機器で受信・解析して、大きな揺れが到達する前にインターホンを通じて地震発生をお知らせするサービス。 |
|