InMon Traffic Sentinel 2.0 のご紹介

InMon TrafficSentinel 2.0がリリースされました。保守加入ユーザーの方々は、無償でこのバージョンへアップグレードすることが可能です。

1.0から2.0へバージョンアップするにあたっては、コンフィグやトラフィックデータは全て引き継がれることとなります。

新機能紹介:

ユーザーログイン機能、及びユーザー毎の「ダッシュボード」ページ

RADIUS認証を使うことにより、ユーザーは自分のログインページを持つことが可能となります。ユーザーは「ダッシュボード」と呼ばれるログインページを持ち、ウィジェットを利用した貼り付け機能を利用することが可能となります。この機能により、ユーザーは自分が担当している特別な回線やプロトコル、ホスト等を集中的に管理することが可能となり、また、関連する画面への入口としてこの画面を使用することが可能となります。

トポロジーマップの改良

Layer2とLayer3のトポロジーディスカバリーテクノロジーが改良され、エンドのホスト情報が、より早くスイッチポートに紐付けされて見られる様になりました。またマップ上では、トラフィックの流量とステータスの情報の両方が確認出来ることとなります。例えば、あるVLANを指定して、どこ宛に多くのトラフィックが流れているかを確認する等を実施することが出来ます。

リアルタイムチャート内でのカスタムフィルタリング

以前のバージョンでは、リアルタイムチャート内でのフィルタリングはホストとプロトコルのみでしたが、本バージョンでは追加フィルタリングの機能が各チャートに付与されました。また、“sourcecountry”や“destinationcountry”といった変数を使った、カスタムチャートも新たに追加されました。

レポート、及びクエリーの簡易化

レポートやクエリーを実行するオペレーションが合理化されました。また、レポートテンプレートを、myinmon.com内にある“User Contributions”の様なWEBインタフェースからインポートすることが可能となりました。

作成されたレポートについては、プログラムから直接読み取りを実施出来るチャートやテーブルにそのリンクを埋め込むことが可能となりました。例えば、より詳細な解析のために、スクリプトやエクセルなどにレポートデータを引用することが出来ます。

コンフィグ設定の強化

コンフィグ設定においてはドリルダウンモードがサポートされました。ドリルダウンモードでは、特定のZoneやグループを限定してコンフィグの設定が出来る様になっています。例えばもし新しいグループがあるZoneに加わった場合、わざわざ全サイトのCIDRリストが記述されている画面まで戻ることなく、即座にその新しいグループへのCIDRを設定することが出来ます。

WEBインターフェースからのアップグレード

2.0への最初のアップグレードは.tgzファイルから”./install”を手動で実施する必要があります。しかしながら、以降のアップグレードに関しては、そのアップグレードに使用する新しい.tgzファイルを File>Upgrade ページからInMonTrafficSentinelのサーバ内に置くだけで実施されることとなります。

パフォーマンス、スケーラビリティの向上

データ収集エンジンとデータベースのクエリエンジンにて、パフォーマンス及びスケーラビリティの両面で大幅な改善がなされました。