ハイパーコンバージドインフラストラクチャーとは?

導入から管理までシンプル化

x86サーバーを利用した仮想化環境の導入が拡大するにつれて、システム管理が煩雑になる、容易に拡張できないといった課題が表面化してきました。それに対して、近年、導入が進んだソリューションが、コンバージドインフラストラクチャーと呼ばれる仮想化インフラ向けアプライアンスです。

コンバージドインフラストラクチャーでは、あらかじめ決められた構成でシステム全体を構成することで、シンプルに仮想化インフラを導入できるというメリットがありました。しかし、サーバー用共有ストレージとして、高価な専用SANストレージや専用NASストレージを利用し、サーバーとストレージを専用ネットワークで接続し、それぞれを別階層とするアーキテクチャーを採用しています。

このような従来のアーキテクチャーでは、急激に増加する仮想マシンや、データベースが必要としている高いI/O性能の両方要件に柔軟に対応できるようには設計されてはいません。

さらにシステム全体の設定面積も大きく、また、サーバー管理者とストレージ管理者が必要になることから、導入、変更、運用へのハードルが高くなる傾向にありました。

そこで、登場したソリューションが、ハイパーコンバージドインフラストラクチャーです。

ハイパーコンバージドインフラストラクチャーでは、ストレージを内蔵したx86サーバーをネットワークで接続し、クラスター構成を可能にした仮想化インフラ向けのアプライアンス製品です。ハイパーコンバージドインフラストラクチャーでは、ソフトウェアを利用して、サーバーごとに内蔵したストレージを、ソフトウェアによって仮想ストレージとして構成します。これによって、よりシンプルなハードウェア構成で、高価なストレージを利用することなく、低コストで容易に拡張可能なストレージ環境を構築できるようになります。

このハイパーコンバージドインフラストラクチャーにおいて、現在、市場のリーダーと評価されているのが、ニュータニックスです。

ニュータニックスとは?

ハイパーコンバージド市場のリーダー

ニュータニックスは、米国カリフォルニア州サンノゼで2009年に創立されました。現在、北米、欧州、アジア太平洋地域、ラテンアメリカ、そして日本で、事業展開しています。

ニュータニックスは、成長するハイパーコンバージド市場において、No.1となる52%のマーケットシェアを持ち(IDC MarketScape: Worldwide Hyperconverged Systems 2014 Vendor Assessment)、2016年度版ガートナー社マジック・クアドランドの統合システム分野において、ニュータニックス社は市場のリーダーに選出されています。

サポートするハイパーバイザーは、VMware ESXi、Hyper-V、オープンソース仮想化テクノロジーKVMベースのハイパーバイザーを提供する唯一のハイパーコンバージドソリューションを提供します。

2016年度版ガートナー社マジック・クアドランドの統合システム分野において、ニュータニックス リーダーに選出される

NUTANIXユーザー企業10社の調査結果(IDC調べ)

  • 5年間のROI
    510%

  • 投資回収期間
    7.5か月

  • 5年間のTCO削減額
    58%

  • ストレージのデプロイメント
    85%高速化

  • ストレージインフラの
    管理にかかる時間
    71%の時間を削減

  • 予定外停止時間
    98%削減