カーボンナノチューブがリチウムイオンバッテリーを高性能化 電極コーティング材料塗布し、寿命と安全性、性能を30%向上

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2010年05月31日
丸紅情報システムズ株式会社

丸紅情報システムズ株式会社(略称:エムシス/MSYS、本社:渋谷区渋谷3-12-18、社長 小川 和夫)は、カーボンナノチューブ(筒状炭素分子)(*1)専門メーカーの米シーナノテクノロジー社(CNano Technology, Ltd. 本社:米国カリフォルニア州、社長 Dr. Xindi Wu、設立 2007年、以下シーナノ社)が開発・製造した、リチウムイオンバッテリーの電極に塗布する、カーボンナノチューブ配合の導電性ペースト製品を2010年5月31日に発売します。リチウムイオンバッテリーの電極(正極および負極)に塗布することで、従来材料を使用したリチウムイオンバッテリーと比較し、自動車用電池で、繰り返し寿命、性能および安全性(発熱量を抑える)を約30パーセント向上します。製品は、溶剤の性質がアルコールベースで正極、負極に対応する「LB-100」と水ベースで負極にのみ対応する「LB-200」の2種類です。シーナノ社が開発した安価・高品質な多層カーボンナノチューブ製品「FloTube 9000(11,000円/1kg)」を溶剤と混合するので、低価格が実現できます。
本製品を使用した検証結果は、中国最大手のリチウムイオンバッテリーメーカーが独自に行った評価実験によるものです。評価実験の方法は、一般的なカーボンナノファイバー「VGCF(気相法炭素繊維)」を、リチウムイオンバッテリーの正極および負極のコーティング材料に使用した場合と比較、検証しました。検証結果として、シーナノ社の導電性ペースト製品を使用すると、自動車用リチウムイオンバッテリーの繰り返し寿命、性能および安全性が約30パーセント向上しました。

シーナノ社は、今後3年間でリチウムイオンバッテリー向けカーボン材料市場シェアの約3割を獲得することを目標にしています。また、現在販売中の多層カーボンナノチューブ(*2)製品「FloTube 9000」に加え、飛躍的に導電性の高い新製品の量産準備も進めています。同社は、今後も顧客ニーズに合わせたカーボンナノチューブ製品のラインアップを拡充し、カーボン材料市場でシェアを伸ばしていく考えです。
丸紅情報システムズは、シーナノ社の販売計画に足並みを揃えるべく、販売体制を強化し、家電、自動車、塗料、半導体、光学機器、医療機器、建築など、さまざまな分野において、低価格で高品質なカーボンナノチューブの安定供給を求めている企業向けに販売を行います。「LB-100」と「LB-200」の販売目標は3年間で70億円です。

【シーナノ社について】
シーナノ社は、2007年5月に設立されたカーボンナノチューブのメーカーです。本社は米国カリフォルニア州サンタクララ市(シリコンバレー)にあり、製造拠点を中国北京市に持っています。その製造能力は年産500トンで、カーボンナノチューブのメーカーとしては現在、世界最大規模を誇っています。同社向上は、2009年9月に品質管理の国際規格「ISO9001」の認証を取得しました。また、シリコンバレーの最先端の技術を、製造コストが安価な中国工場に導入することで、大量のカーボンナノチューブを安定的かつ低価格にてユーザに提供することができます。現在、シーナノ社は、多層カーボンナノチューブ(MWCNT)を大量生産していますが、その純度、長さや直径などは、ユーザのニーズに合わせて個別に対応することが可能です。MWCNTだけでなく、二層のカーボンナノチューブ(DWCNT)やマスターバッチなどの対応も可能です。今後も、引き続き製品ラインアップを拡充していく予定です。
シーナノ社ホームページ:http://www.cnanotechnology.com/en/
【丸紅情報システムズについて】
丸紅情報システムズは、最先端ITを駆使した付加価値の高いソリューションやサービスを、お客様視点で提供するソリューションプロバイダです。製造・流通・サービス・小売・金融業を中心とする様々な業界の知見と高度な提案力、コンサルティングからシステム設計・構築、運用・保守サービスまでをワンストップで提供する総合力、そして、グローバルな視点からお客様の差別化に貢献する最先端技術が私たちの強みです。エンタープライズソリューション、製造ソリューション、プラットフォーム&ネットワーク、データセンターを軸とするビジネスサービスの4つの事業展開でお客様のビジネスを支援します。
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URL: http://www.marubeni-sys.com
〒150-0002東京都渋谷区渋谷3-12-18 渋谷南東急ビル
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ビジネス開発部
電話:03-5778-8560

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