超大型液晶パネルの効率的な処理も実現 液晶パネル製造用脱泡装置、処理時間が最大1/10に 韓国液晶パネル製造VBの日中台総販売代理店権獲得

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2010年09月17日
丸紅情報システムズ株式会社

丸紅情報システムズ株式会社(略称:エムシス/MSYS、本社:渋谷区渋谷3-12-18、社長 小川 和夫)は、液晶パネル用製造装置の専業メーカーで、韓国のベンチャー企業 新都技研(Shindo Eng. Lab., Ltd. 韓国ソウル市 CEO:パク ウンキ/Mr. Woong-ki Park)と、日本、中国および台湾における総販売代理店契約を締結しました。MSYSでは、新都技研が開発する液晶パネル製造向け加圧脱泡装置「エスティーエー(STA / Single substrate Transfer type Autoclave)」の販売を、2010年9月17日に日本、中国および台湾で開始します。

液晶パネル用加圧脱泡装置STA

エスティーエーは、液晶パネルの製造ラインにおいて、偏光板を貼りつける際に混入する空気の泡を、取り除く加圧脱泡装置です。液晶パネルを、一枚ずつ直接加熱し、偏光板との間の接着剤を液状化させた上、圧力をかけて混入した気泡を取り除きます。従来は一度に20枚から50枚の液晶パネルを加圧機に入れ脱泡しますが、液晶パネルの大型化に伴い圧力タンクも大型になり、加温に時間がかります。また、全体均一の温度にして品質を保つことが困難という問題がありました。新都技研は加温加圧時間が非常に短く、コントロールも正確にできる新しい小型加温装置を開発、効率のいい処理を実現しました。複数台のエスティーエーで並列処理すれば、1回の処理にかかる時間を従来方法の最大1/10に短縮することも可能。また、液晶パネル1枚毎に処理を行うため、巨大な圧力容器が不要で、従来の半分以下(*1)のスペース内に、同等の処理能力を持つ脱泡処理設備を構築できます。従来方式では困難とされていた、80インチを超える超大型液晶パネルの処理も実現しました。

これまでの一般的な加圧脱泡方式は、圧力容器内に熱風を送り込むことで液晶パネルを加熱していました。しかし液晶パネルの大型化が進むにつれ圧力容器も大型化が必要です。それに伴い非常に高い強度が要求されることとなり、大型化に拍車がかかります。また、大型加圧機は昇温および昇圧に時間がかかります。さらに脱泡不良の原因となる温度ムラが起こりやすいという問題が起きてきました。エスティーエーは液晶パネルを1枚ずつ処理するため、短時間にムラなく接着剤を液状化させることが可能です。また圧力容器を最小限の大きさに抑えることで昇圧にかかる時間も短縮しています。従来の方法と比べて温度や圧力のムラが発生しにくいため、品質のよい脱泡処理が効率よく行えます。

エスティーエーの販売価格は3000万円(税抜)から。MSYSでは、エスティーエーの販売および周辺サービスの提供を通じて、販売開始から3年間で50億円の販売を目標にしています。

液晶パネルは世界の半分以上を韓国メーカーが供給しており、製造装置の大半は韓国製となっています。新都技研は、高い国際競争力を持つ韓国大手液晶パネルメーカーに、液晶パネル製造関連装置を長年にわたり提供しています。

【新都技研について】
液晶パネル製造の後工程で利用する液晶パネル製造関連装置を開発・販売している韓国の先端技術企業。各種液晶パネル製造関連装置を世界の液晶パネルメーカーへ提供しています。設立は1989年。
【丸紅情報システムズについて】
丸紅情報システムズは、最先端ITを駆使した付加価値の高いソリューションやサービスを、お客様視点で提供するソリューションプロバイダです。製造・流通・サービス・小売・金融業を中心とする様々な業界の知見と高度な提案力、コンサルティングからシステム設計・構築、運用・保守サービスまでをワンストップで提供する総合力、そして、グローバルな視点からお客様の差別化に貢献する最先端技術が私たちの強みです。エンタープライズソリューション、製造ソリューション、プラットフォーム&ネットワーク、データセンターを軸とするビジネスサービスの4つの事業展開でお客様のビジネスを支援します。
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URL: http://www.marubeni-sys.com
〒150-0002東京都渋谷区渋谷3-12-18 渋谷南東急ビル
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製造ソリューション事業本部 先端技術ソリューション部
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