電子部品製造環境でも3次元造形装置の活用が可能に 3次元造形装置用静電気対策材料 販売開始

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2012年05月22日
丸紅情報システムズ株式会社

丸紅情報システムズ株式会社(略称:エムシス/MSYS、本社:渋谷区渋谷3-12-18、社長 小川和夫)は、世界最大手3Dプリンターおよび3次元造形装置メーカー米ストラタシス社(Stratasys Inc. ミネソタ州ミネアポリス、米国株式市場NASDAQ SSYS、社長:スコット・クランプ氏/Mr. Scott Crump)製のプラスチック樹脂積層型3次元造形装置用の造形材料として、急激な静電気放電が起こりにくいという特徴をもつプラスチック「ABS-ESD7(エービーエス-イーエスディセブン)」を、5月22日に発売します。
ABS-ESD7は、絶縁体であるABS樹脂に導体の特性をもつカーボンを配合したプラスチックです。静電気の発生を抑制すると共に電気を帯びた場合はゆっくりと放電する静電気拡散性の特性を持っており、電子部品などの故障の原因となる急激な静電気放電が発生しにくいことが特徴です。
今まで、ストラタシス社製3次元造形装置では対応できなかった、電子部品の量産工程で利用される治工具や搬送容器など静電気対策が必須とされる製品の造形が可能となります。任意の形状の製品を、必要なときに必要な数量だけ簡単かつ短期に、自社工場内で製造することができます。

 

ABS-ESD7は、3次元造形装置FORTUS(フォータス)シリーズの上位機種であるFORTUS 400mc(フォータス400エムシー)、およびFORTUS 900mc(フォータス900エムシー)に対応します。すでに購入済みなど既存の装置は、ドライバーソフトと装置側のプログラムを購入するだけで新材料が使用可能となります。

 

ABS-ESD7の販売価格は1巻(1510cm3分)で12万円(税抜)です。
ABS-ESD7に対応したFORTUS 400mcは1900万円(税抜)から。
ABS-ESD7に対応したFORTUS 900mcは9500万円(税抜)から。

 

MSYSが2011年11月25日から提供する、利用者が持ち込む3次元CADで制作された設計データを基に、実際に使用できる樹脂製品を生産するサービス「MSYSオンデマンド生産サービス」でも、ABS-ESD7を利用することが可能です。
現在、ストラタシス社では、家電製品や自動車部品等の材料として一般的に使われているABS樹脂(※1)、ABS樹脂より高い強度をもつポリカーボネート樹脂、耐熱性や耐化学薬品性に優れるポリフェニルサルフォン樹脂、米国連邦航空局(FAA)において航空機部品の材料への使用も認められている難燃性(ULV0規格)の特徴をもつポリエーテルイミド樹脂など、9種類の造形材料を販売しています。

 

国内外の製造業において、小ロット部品については3次元CADで設計データを作成した後、金型を作らず3次元造形装置で製造するDDM(Direct Digital Manufacturing/ダイレクト デジタル マニュファクチャリング)という手法が注目されています。DDMを活用することで、金型製造にかかるコストの削減や製造リードタイム短縮、保守部品といった需要予測が難しい部品を必要な時に必要な量だけ製造し余剰在庫の発生や保管にかかるコストを抑えることができます。ABS-ESD7の登場によって電子部品の製造においてもDDMを活用することが可能になりました。

 

ストラタシス社FORTUSシリーズおよび MSYSオンデマンド生産サービス 紹介サイト:
http://www.marubeni-sys.com/de/stratasys/
◎ABS樹脂 : アクリロニトリル (Acrylonitrile)、ブタジエン (Butadiene)、スチレン (Styrene)が共重合した合成樹脂

 

【ストラタシス社について】
ストラタシス社(ミネソタ州ミネアポリス)は、9年連続で世界設置台数第1位の3次元造形装置(3Dプリンター)メーカー。ワールドワイドで285件を超える3次元造形装置関連の特許を所有もしくは申請しています。ストラタシス社の製品は、試作モデルの素材となる ABSなどの樹脂と、モデルの成形を支えるサポート材となる樹脂を、熱で溶解して射出・積層する造形技術(熱溶解積層方式)が大きな特徴です。

 

【丸紅情報システムズについて】
丸紅情報システムズは、最先端ITを駆使した付加価値の高いソリューションやサービスを、お客様視点で提供するソリューションプロバイダです。製造・流通・サービス・小売・金融業を中心とする様々な業界の知見と高度な提案力、コンサルティングからシステム設計・構築、運用・保守サービスまでをワンストップで提供する総合力、そして、グローバルな視点からお客様の差別化に貢献する最先端技術が私たちの強みです。エンタープライズソリューション、製造ソリューション、プラットフォーム&ネットワーク、データセンターを軸とするビジネスサービスの4つの事業展開でお客様のビジネスを支援します。

 

<お問い合わせ先>

丸紅情報システムズ株式会社
URL: http://www.marubeni-sys.com
〒150-0002東京都渋谷区渋谷3-12-18 渋谷南東急ビル
広報室(プレス関係者窓口)電話:03-5778-8885 ファックス:03-5778-8999

 

<製品に関するお問い合わせ>
丸紅情報システムズ株式会社
製造ソリューション事業本部 モデリングソリューション部
電話:03-5778-8583

 

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