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今年の設計・製造ソリューション展はどうだった?掲載日:2017/07/05

3Dプリンティング。近年のブームのおかげで、広く知られ、様々な分野で使われるようになってきた一方で、正しく理解されていなかったり、よくわからなかったり、まだまだ知られていない使い方も可能性もあります。私も日々の仕事で「?」や「!」と思うことがしょっちゅうあります。みなさんもそうかと。

そこで、3Dプリンティングの達人や、これから使おうとされる方にも、3Dプリンティングの「?」や「!」ついて、これからこちらのブログで少しずつお伝えし、また一緒により良い使い方を考えていければと思います。

今回は、先月6月21日から東京ビッグサイトで開催された「設計・製造ソリューション展(DMS)」で弊社ブースでお伝えしたこと、また筆者が見て感じたことは…

筆者紹介

丸岡 浩幸

丸紅情報システムズ株式会社 製造ソリューション事業本部モデリングソリューション技術副部長。Stratasys プロフェッショナル向け3Dプリンターの新しい使い方を開発提案する業務を主に担当。3Dプリンティングで日本のものづくりに役立つ何かを探し続ける日々。

多くの方に来ていただき、ありがとうございました。

先回のコラムで「予告編」をお届けしましたが、第28回 設計・製造ソリューション展(DMS)が下記の通り開催され、弊社丸紅情報システムズ株式会社もブース出展致しました。

第28回 設計・製造ソリューション展(DMS)
主催:
リード エグジビション ジャパン株式会社
会期:
2017年6月21日(水)~23日(金)
会場:
東京ビッグサイト

主催者速報値では、2016年と比べ来場者総数は微増だったようですが、弊社ブースを含む3Dプリンティング関連エリアでは、筆者の感覚的にはもっと多くのお客様がご来場されたように見えました。

筆者は3日間のほとんど弊社ブースにおりましたので、とても多くの方々とお話をすることができ、中には「ブログ読んでます」と仰っていただく方々もいて、みなさまにこの場を借りてご来場のお礼を申し上げます。誠にありがとうございました。

丸紅情報システムズブースでお伝えしたこと

国内では今年2月に発売し、既に多くのお客様にご導入いただいております、FDM方式(熱溶解積層方式)のオフィス環境で使えるミドルレンジクラス最新高性能3Dプリンター、Stratasys F123シリーズ最上位「F370」の実機展示、造形デモンストレーションを行いました。

実際にプリントしている動作や、材料カートリッジを入れる引き出しなどのプリンタ内部を見て触っていただいたので、「百聞は一見に如かず」で良くわかったというお声もいただきました。

また新発売したFortusシリーズ用新材料、Nylon12CFとNylon6と、Polyjetシリーズ用新材料Agilus30(引き裂き強度を改善した軟質材料)、実際に触れるサンプルを多数展示して、カタログ数値だけではわかりにくい剛性、柔軟性を実感していただきました。

特にNylon12CFは、手で曲げるのが難しいくらいの剛性に、なぜか笑ってしまわれる方が多かったのは可笑しかったのですが、実用治工具など様々な用途に使える可能性を感じていただいた方が多いようでした。

他にも大型FDMプリンターFortus900mcと多種樹脂材料により作られた、ほぼ実物大でモーターにより実際に動いて仕組みが見られるエンジン模型を展示し、多くの方に関心を持っていただきました。

ブースステージではロボットに注目が集まりました

弊社ブースのプレゼンテーションステージでは、弊社のお客様で福島県の株式会社アイザック様からお借りした、移乗・移動ロボット、『Keipu~恵風』(写真右側)と、その改良型(写真左側)で、車体のほとんどのカバー類をMSYSオンデマンド生産サービスにて短期間に作られ、病院での実使用検証に使われているロボットを展示、実際に乗って動かしたり、体験していただいたりしました。

乗っているのは弊社営業担当者です。楽しそうですが、決して遊んでいるのではありません(本人の名誉のため)。

株式会社アイザック様では弊社からFortus250mcを設立当初に導入され、様々なロボット開発に活用され、速く使える試作品を実際の医療現場で評価していただき、それを設計に反映させることで、良いロボットを速く作ることにお役立ていただいています。その事例と動画はこちらをご覧ください。

また、奥のテーブルでは、韓国のロボットメーカーRobotisのロボティズ日本支社様、正規代理店の有限会社杉浦機械設計事務所様のご協力により、すべてのフレーム部品をFDMプリンターで作る前提で設計されたアームロボットや、2足歩行ロボットを展示しました。

特にアームロボットは0.5kgのPETボトルを軽々持ち上げる動作を繰り返し、多くの方に興味を持っていただきました。これにより、3Dプリンティングで作ることを前提に、軽さと強さ、組み立てやすさを両立することで、3Dプリンティングの利点を大きく活かせることをお伝えできたのではないかと思います。

 

ステージの講演で筆者がお伝えしたことは?

今年もブースステージで講演をさせていただきました。5分で解説 3Dプリンターの選び方と使い方」として、特にこれから3Dプリンターを使おうとお考えの皆さんに向けて、次のようなポイントをお伝えしました。

・現在市販されている3Dプリンターと材料の数は急増している

・これから3Dプリンターを使おうとされる方の共通のお悩みは、

希望のモノが作れるのか?、

作るべきなのか?、

どのプリンターと材料が良いのか?

が簡単に解決せず、調べたり試すのにかなりの時間と工数がかかってしまうこと

・今現在の日本では、相談できる施設や仕組みがまだ整備されていない。しかしブームにより3Dプリンティングの専門家や経験者は急速に増えているため、早い段階で身近にいる専門家、経験者にまず相談するのが結局は速い。

・ただし聞く前に、4つに分類できる3Dプリンティングの使い方のどれを狙うのか、更に希望の使い方を5W1Hで整理してから相談すれば、より良い答えが速く得られる

・特に海外の活用先進ユーザーは、3Dプリンティングを、ものづくりを変えるだけでなく、人やビジネスを変える道具として活用しているので、参考にするのも良い

講演をお聞きいただいたみなさまにも、この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。もう少し詳しく聞きたい、または聞き逃したので内容を知りたいという方がおられましたら、弊社ウエブサイト内「お問い合わせ」ページから、お気軽にお問い合わせください。

今年のDMSから感じたこと

弊社ブースへご来場いただいた方が3日ともあまり途切れず、他のブースを見る時間がほとんどありませんでしたが、3Dプリンティングエリアのブースはどちらも大勢の方でにぎわっているように見え、終わってから何人かの知り合いの方々からも、「昨年より来場者が多かった」との声が多く聞かれました。

前週の天気予報が外れ、天候に恵まれたこともありましたが、それを差し引いても、3Dプリンティングの加熱ブームが冷めた後で、本来の3Dプリンティングの価値や使い方を理解された方々が増え始めてきた感じを受けました。同時に今回も、これまでにないコンセプトや性能の新機種が発表されたり、金属やセラミック用のプリンターやサービスビジネスが増え、ますます情報が氾濫する中で、適する3Dプリンターと材料を選んで活用していただくために、売る側も更に質の高い情報とサービスを提供するよう努力が必要だと、身が引き締まる思いがしました。

このコラムも情報提供の一つとして、少しでも皆様のお役に立てるよう続けていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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