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大阪に3Dプリンティング活用支援拠点ができる!掲載日:2019/03/20

このコラムでも何度か触れましたが、世界の3Dプリンティング先進地域では産学官共同による広域開発研究拠点が多数あり、重要な役割を果たしています。日本ではこれまでそのような拠点が少なかったのですが、近畿経済産業局が大阪で日本初となる「3D積層造形によるモノづくり革新拠点化構想」を進められることになりました。それはどのようなものかというと…

筆者紹介

丸岡 浩幸

丸紅情報システムズ株式会社 製造ソリューション事業本部モデリングソリューション技術部アプリケーション推進課スペシャリスト。Stratasys樹脂3Dプリンター、DesktopMetal金属3Dプリンターの国内外の活用情報収集発信、より良い活用方法提案、開発業務を主に担当。

「3D積層造形によるモノづくり革新拠点化構想」とは?

先日2019年3月7日に「3D積層造形によるモノづくり革新拠点化構想」キックオフイベントが大阪で開催され、筆者も参加してきました。

「3D積層造形によるモノづくり革新拠点化構想」

~関西を中心に2025年国際博覧会に繋がる未来の技術開発に挑戦~

発表ウエブサイト

https://www.kansai.meti.go.jp/3jisedai/project/3Dkansai/press/20190124.html

まず、イベントでの講演で、略称が

「Kansai-3D実用化プロジェクト」

になることが発表されました。

これは近畿経済産業局が主体となり、3D積層造形を活用した新たなモノづくりの普及を目指す「3Dものづくり普及促進会」(弊社丸紅情報システムズ株式会社も会員)と連携し、下図のような産学官連携による広域ネットワークを構築するものだそうです。

https://www.kansai.meti.go.jp/3jisedai/project/3Dkansai/press/20190124.htmlより引用

また、「3Dものづくり普及促進会」の事務局である株式会社立花エレテック様の本社(大阪:本町)に各種3Dプリンターを設置する実用化拠点を作り、様々な分野での「新たなモノづくりの変革モデル」を創ることを目指すものです。

この構想には、2025年に大阪で開催予定の国際博覧会に向け、特に若い世代の方が何かの成果を世界に向けて発信できることを目指すという背景があり、イベント参加の皆様からもそれらを通じて「関西が核となり、日本をリードする」という意気込みが感じられました。

この拠点が何をどう変えていく?

まずこの「Kansai-3D実用化プロジェクト」に興味がある、参加したいという方は、法人に限られるとのことですが下記のウエブサイトから参加登録をしていただくと、今後のイベント情報や技術・事例情報を受信できると共に、それらに参加・活用する事が可能となるそうです。登録は無料です。

http://e.3d-monodukuri.jp/reg.html

大阪を中心とした関西地区は、戦後から現在まで日本のものづくりを支え発展させてきた大企業と、それらを支えてきた多くの中小企業が集まっています。

欧米亜の3Dプリンティング活用先進地域では、政府や大企業が大きな将来像を打ち出して、トップリードで国全体を束ねて活用を拡大してきた傾向にありますが、日本ではそのような方法は文化や性に合わず、寧ろ多くの企業が連携することで人工衛星を作った例があるように、「地域のつながり」で動く方が合っていると思います。特に「新しいことを積極的に取り入れて世の中を変えていく」ことが他の地域と違う大阪の文化なのかもしれません。

東京を中心とした政治、経済、科学は既にAIやIoTというキーワードに視点が移ってしまっているようにも見えますので、関西でこのようなプロジェクトが起き、活性発展していくことにとても期待していますし、筆者も今後積極的にかかわっていきたいと考えています。

一方、少し冷静に考えますと、本コラムでも時々述べているように、3Dやハードウエア、材料、ソフトウエアは当然大事ではありますが、それらはものづくりの「手段」であり「目的」ではないはずです。日本だけでなく世界の中で求められたり、様々な課題を解決するために必要な「もの」が何かを発想した上で、それを実現するための手段としての「3D」がこの連携の中から生まれることを切に願っています。

筆者は生まれてしばらく大阪で育ち、1970年大阪万博にも親に連れていかれました。(残念ながらほとんど覚えていませんが…)、またその国際博覧会が開かれる大阪が中心の3Dものづくり活用推進拠点が出来ますが、既に参加している組織や人は全国各地から集まっていますので、地域に拘らず関心があれば参加されることをお勧めします。

参考情報 「3Dプリンティングが自動車とバイクにもたらした革新」

おまけとして、3Dものづくり活用の一つの海外事例として、とても参考になるウェブサイトがありましたのでご紹介します。

モータースポーツのスポンサーとしてもよく知られる海外エナジードリンクメーカーが下記の発信をされています。すべて日本語に訳されています。中身は少し範囲が広く「未来的」なものもありますが、ほとんどモノとしては今できており、特に写真にあるレースカーへの燃料供給ノズルの持ち手はStratasysのFDMプリンターで作られ、実際に使われています。

「3Dプリンティングが自動車とバイクにもたらした革新」

https://www.redbull.com/jp-ja/3d-printed-cars-bikes

時間があるときに読んでみてください。

 

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