CASE STUDY 01株式会社 森岡産業  様

産業廃棄物収集コンテナの監視AIシステムの構築

沖縄県内の産業廃棄物収集運搬・処理事業等を行っている株式会社 森岡産業向けに、
AI画像解析による産業廃棄物収集コンテナ(産廃コンテナ)の自動監視システムを構築、導入いただきました。

課題

現場責任者である森岡様から「建設現場や空港などの産業廃棄物定期回収業務を実施しているが、産廃コンテナ内がどれだけ溜まったか把握できておらず、適量で回収できないことによる、お客様からのクレームや処分コストの増加が発生している」という課題を伺いました。

取組内容

当社は、産廃コンテナに電源、ネットワーク工事が不要な省電力無線カメラ「LiLz Gauge」を設置し定期的に画像を撮影。得られた画像から、Google Cloudの機械学習/AIサービス「AutoML」を用いて、廃棄物の種類を分類、積載量を判定するAIモデルを開発しました。システム管理画面にて、各拠点に設置したコンテナの積載量を一覧で見ることができ、規定の積載量を超えると自動的にメールが送られる「積載量自動判別システム」としてご利用を頂いております。
解析結果をお客様の基幹システムに連携することで、配車システムとの連動も可能になりました。

省電力無線カメラを設置した
産廃コンテナ
省電力無線カメラを設置した産廃コンテナ
システム構成
システム構成

導入効果

「導入効果についてコスト削減はもちろんの事、配車システムとの連動による事務及び回収業務の効率化、建築現場においてのコンテナ管理業務削減による顧客満足の向上等に繋がっています。」(森岡様)