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ヴィストン株式会社 導入事例

Dimension

コンピュータ上の3次元データを、自動的に立体造形するシステム。ABS樹脂を造形材として使用し、その特性を活かしてさまざまな機能テストにも対応します。
コンパクトな筐体でオフィス環境でも利用できる60dB以下の静寂性を備え、デザイナーや設計者がネットワークプリンタを利用する感覚で、3次元モデルをデスクサイドでも出力できる3Dプリンターです。

Dimension

1995年3月
大阪大学大学院基礎工学研究部システム工学研究科修士課程卒業
大阪大学在学中、ゲーム会社「ゲームのるつぼ有限会社」を設立

2000年4月
ATRで知能ロボットの開発に携わったことが縁になり、ヴイストン株式会社の取締役に就任。

2050年までにサッカーのワールドカップチャンピオンチームに勝つ。この壮大な目標を掲げたロボットのサッカーワールドカップ「ロボカップ」が2005年7月に大阪で開催された。
世界31カ国から330チーム約2000人が参加し、約18万人の観客が見守る中、二足歩行ロボットが競うヒューマノイドリーグで優勝したのがヴイストン 株式会社の参加する産学官連携チーム「Team Osaka」の「VisiON NEXTA」だ。04年のリスボン大会に引き続き優勝し、2連覇となった。


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頭上に搭載された全方位センサ

先端技術の実用化をめざし、ロボットビジネスに参入。

ヴイストン株式会社は大学で開発された先端技術を核に、次世代情報基盤の開発と普及をめざしている企業で、大阪大学石黒研究室が開発した「全方位センサ」 の実用化などを手がけている。そのヴイストン株式会社が二足歩行ロボット「VisiON NEXTA」の開発に携わり、ロボカップに出場することになったのは、ロボカップ2005の開催地が大阪に決まったことから始まった。
「大阪でロボカップ2005が開催されることになり、大阪市がロボカップで優勝をめざせる関西発のチームを作ろうと、関西の企業、大学向けに公募を行いま した。Team Osakaは、この時選ばれたメンバーの集まりで、ヴイストンの他に大阪大学石黒研究室、株式会社システクアカザワ、京都大学ベンチャーのロボ・ガレー ジ、株式会社国際電気通信基盤研究所(以下、ATR)が参加しています。」(ヴイストン株式会社 取締役 前田氏)
ヴイストン株式会社が公募に応募した理由は二つ。ひとつは前田氏自身が二足歩行ロボットの製作技術にノウハウを持っていたこと。もうひとつは全方位センサの実用化にロボットが適していたことであった。
「ヴイストン株式会社の業務のひとつに、大阪大学の石黒研究室が開発した全方位センサの実用化があります。全方位センサとは、全方位ミラーと市販カメラを 組み合わせた特殊なセンサで、じつは非常にロボットと相性がいい。普通のカメラの画角が50度くらい、人間の目で180度ちょっとしかありません。ところ が、全方位センサはさらに上を行く一周360度を一度に見ることができます。円筒内の全方位ミラーに周囲の風景を反射させ、その映像をカメラで撮影するわ けです。視野角の狭い通常のカメラだと、周囲を認識するために何度もカメラの方向を変えなくてはなりませんが、全方位センサならその必要がありません。

首を振っている間に環境が変わってしまうというような事態も起きません。また、全体を一度にとらえた画像を解析することで、物体などの位置関係から角度情報を直接引き出せるというメリットもあります。」(前田氏)
ロボカップではロボットの自律動作が求められる。全方位センサは、ロボットが周囲の状況を一瞬で把握する仕組みとして最適であった。



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Dimensionで作られたABS樹脂製ボディ

技術の結集「VisiON NEXTA」

05年の大阪大会で優勝した「VisiON NEXTA」は、04年のリスボン大会で優勝した「VisiON」の機能をさらに発展させたロボットで、Team Osaka参加メンバーのノウハウが結集されている。その一部を紹介しよう。
知覚技術には360度の全周囲を瞬時に見渡すことができる全方位センサが使われている。頭上に搭載された全方位センサでボールや相手を認識し、近づいて蹴 る、防ぐといった動作を完全自律で行うことができる。動作制御技術には動作制御を行うCPUと、画像処理や無線LAN通信を行うCPUをそれぞれ搭載し、 逆運動学を解くことで、前後左右への歩行も自在に行える。動作モーションは、ATRが開発したモーション編集ソフトウェアを使用することで、複雑な動作設 定も簡単に設定できるよう配慮されている。さらにカーボンファイバーとABS樹脂の接着による「モノコック構造」を採用し、洗練されたデザインと軽量・高 剛性を実現させた。

「VisiON NEXTAはカーボンとABS樹脂によって作られていますが、ABS部品の製作に3次元プリンタDimensionを活用しました。ヒューマノイド型のロ ボット開発というのは、まだまだ未知の領域が多いため、結局はやってみないとわからないんです。実際、部品同士が干渉してしまって動かなくなり、最初から 作り直しなどということもあります。こうしたトライアンドエラーを繰り返す際には、Dimensionのアドバンテージは高いものがあります。安価かつ気 軽に造形できる点で非常に助かりました。」(前田氏)
ヴイストン株式会社では、「VisiON」の商品化モデル「Rbovie-V」の外装製作に も3次元プリンタDimensionを活用しているという。「10~20個程度の小ロットの場合、わざわざ型から作っていては、時間もお金もかかりますの で、Dimensionで製作したほうが効率的です。」(前田氏)
ABS樹脂は加工がしやすく耐衝撃性に優れ、さらに経年変化に強いという特長を備えている。そのため、ABS樹脂はあらゆる製品や部品の素材に活用されて いる。造形材料にABS樹脂を使う3次元プリンタDimensionで作られた部品なら最終製品に使っても問題ない。



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ロボカップ2連覇を達成。次の目標は市場創造。

「2004年、そして2005年の大阪大会を連覇で飾ることができました。これはたいへん励みになりますね。ただ今後の参加はまだわかりません。ロボカッ プというのは、良くも悪くも学者の集まりといった趣があります。派手によく動くロボットを作ることより、アルゴリズムがどうとかいう学術的な方向に興味が 行ってしまいがちです。私としてはそれよりも、より実用に近いところでやってみたいという思いはあります。」
前田氏は学生のころよりロボットの研究に関わっており、ロボットの実用化という問題を常に考えていたと言う。
「ロボットの研究を始めたのは大阪大学在学中の頃で、研究内容はおもに視覚について。しかし、大学院で研究していた1992年~1994年頃は、ロボット というものは大学での研究ならばともかく、実用化にはまだまだ遠かったというのが実状でした。」
現在、ヴイストン株式会社では、ロボットのプロダクションを設立したり、ロボットのキットを開発、販売したりとロボットの市場創造に力を入れているという。
「最 近、二足歩行ロボットが注目されてきましたが、現在のロボット技術というものは、既存のさまざまな技術をかき集めて成り立っているところがあります。これ はロボットだけの市場がないからであり、何かのきっかけで携帯電話のような市場が成立すれば、技術も飛躍的にのびていくと考えています。」


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