2011年7月、ある雑誌が休刊になった。
多くのマスコミがニュースとして大きくとりあげ、街頭インタビューでは40代、50代の人が
自らの青春と重ね合わせて意見を述べ、休刊について口々に「寂しい」と語った。
雑誌の名は「ぴあ」。
1972年、映画好きの仲間が始めたビジネスは、情報誌「ぴあ」と「チケットぴあ」を両輪に躍進を続けた。
「チケットぴあ」がオリンピックやサッカーワールドカップの
チケット販売を委託されるまでに成長するその一方で、
情報誌「ぴあ」はインターネットの普及に伴い、部数が減少を続け、
エンタテインメント情報誌の草分けとしての役割を終えた。
インターネット時代に“ぴあ”はどこへ向かっているのか。
ぴあの過去から現在、そして未来に向けての挑戦を聞いた。
