独Acellere社と代理店契約を締結 ソフトウェア静的解析ツールの販売開始

丸紅情報システムズ株式会社


丸紅情報システムズ株式会社(略称:エムシス/MSYS 以下、MSYS)は、独Acellere GmbH(以下、Acellere)と国内企業で初めてとなる代理店契約を締結しました。Acellere製ソフトウェア静的解析ツール「GAMMA」の国内における取り扱いを開始します。


GAMMAは、大規模かつ複雑なソフトウェアソースコードを分析し、品質の見える化を実現するソフトウェア静的解析プラットフォームです。ソースコード内に存在することでソフトウェアの品質低下を招くバグ、コードクローン(*1)、アンチパターン(*2)を検出することが可能です。検出された問題はスコアリングシステムでコンポーネントごとにランク付けされ、ヒートマップで色分けして表示することで対応すべき優先順位を視覚的に確認し、更に問題のある箇所をドリルダウンして詳細に分析することが可能です。また、ソフトウェア開発者はGAMMAが内蔵するAIを利用することで、影響範囲を検証しながら効率よくリファクタリング(*3)作業を行うことができます。プログラミング言語は、C/C++、C#、Objective-C、Java、Python、JavaScript、Typescript、Go、PHP、Kotlin、Solidityをサポートしています。


MSYSは、2007年より、ソフトウェアのバグを発見する静的解析ツール「Klocwork」、2015年よりシステム開発におけるテスト自動化ツール「Eggplant」の販売を開始し、ソフトウェア開発における解析・テスト分野のソリューションを展開してきました。Acellereが本社を置くドイツでは、自動車産業での自動運転技術開発にGAMMAの採用が進むなど、車載機器、フィンテック、メディカル、通信、光学機器、エンタープライズ製品のような大規模で複雑なソースコードで構成されるソフトウェアの品質確保においての有効性が認められています。MSYSは、これまでに培ったソフトウェアの解析・テストに関する知見を生かし、ソフトウェア品質の向上が求められるさまざまな業界のソフトウェア開発用途にGAMMAを販売して、今後3年間で5億円の売上を目指します。


*1:ソースコード中に存在する同一、もしくは類似した部分のこと。あるコードを修正すると、そのコードのコードクローン全てに対して修正の検討を行う必要があり、ソフトウェア保守を困難にする要因の一つとなる。
*2:ソフトウェア開発が失敗に陥る際に多く見られる間違った解決策をパターンとして整理したもの。God Class、Brain Method、Shotgun Surgery、Feature Envy、Global Hubなどがある。
*3:コンピュータプログラミングにおいて、プログラムの外部から見た動作を変えずにソースコードの内部構造を整理すること。


■製品紹介サイト:http://www.marubeni-sys.com/gamma/


【Acellere(アクセリア)社について】
Acellereはドイツのフランクフルトに本拠を置くドイツ企業です。Acellereは2009年に設立され、Deutsche Telekom、Airbus、Allianz、Vodafoneなどの国際的な大手企業と、ソフトウェア静的解析分野で協力してきました。20年以上の経験を持ち、ミッションクリティカルな1,000以上のアプリケーションをサポートしてきました。


【丸紅情報システムズについて】
丸紅情報システムズは、最先端ITを駆使した付加価値の高いソリューション・サービスをお客様視点で提供するソリューションプロバイダです。製造・流通・サービス・小売・金融を中心とする様々な業界の知見やグローバルな視点、高度な提案力を強みとし新たなソリューション・サービスの提供を通じて、お客様の期待を超える新しい「価値」を創出しビジネスを支援します。


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