チャート

チャート・タブは、時系列的にネットワークトラフィックがどのように変化するかを示すチャートです。

以下の設定によりチャートの表示内容をコントロールすることが出来ます;

表示できるチャートは、次の2つのカテゴリーに分類されます。パケットカウンターをベースとしたチャートとパケットフローをベースとしたチャートです。

パケットカウンターをベースとしたチャートは、マルチラインチャートとして表示されます。以下の、カウンターベースのチャートが表示可能です。;

カウンターベース・チャートでは、特定のインターフェースを指定する必要があります。all オプションは指定できません。

パケットフローをベースとしたチャートは、積み重ねバーチャートとして表示されます。デフォルトでは、バー チャート内の凡例は、最新のバーの上位使用者が反映されます。特定のバーをクリックすると、クリックした時点(分単位で表示されるその時に発生したトラ フィック)での上位使用者を見ることが出来ます。最新のバーをクリックすると最も最新の時点の上位使用者を表示するデフォルト設定に復元されます。それぞ れのバーのグレイ表示の部分は、凡例に表示されてるトラフィック以外のトラフィックを示しています。

以下のパケットフローをベースとしたチャートが表示可能です;

Note: VLANで 0 を表示する場合は、特定のVLANが使われていない、あるいは、VLANが測定できなかったことが考えられます。

パケット・フローチャートは、さらに2つのタイプに分類することができます。ひとつは、単位として、bits/second あるいは frames/second で表示するレート・ベース・チャートです。.希望する単位を選択するために単位セレクターを使用します。もうひとつは、カウント・ベース・チャート(Most connected sources, Most connected destinations , Most popular protocols)でデータの総数をカウントした値を表示します。このチャートが選択されたときは、単位セレクターが、Countと表示されます。これは、ユーザにより変更することはできません。

選択されたチャート・タイプに依存し、レート・ベース・チャートの軸が変化します。特定のインターフェースを選択した場合、入力 と 出力 の両データを表示します(中心線の上下、それぞれに表示)。これは、表示されたトラフィックが選択されたインターフェースで入力されているのか出力されているのかを示します。もし全て(all)のインターフェースが選択されているのであれば、Top connections, Top servers, Top clients , Top Protocols チャートは、スイッチ全体のデータを示し、さらに、サーバー行き(To Server)とサーバーから(From Server)の流れのトラフィックに分類します。他のレート・ベースのチャートに対して、全て(all)のインターフェースを選択すれば、1分毎のスイッチに対する全体の割合で表示します。

特定トラフィックのフィルタリング

sFlowTrendは、Top Nチャート(インターフェース・カウンター・チャートでは不可)で、情報をフィルタリングして表示することが可能です。これによって、興味のあるトラフィックにフォーカスした分析が可能になります。たとえば、もしWebトラフィックのみを見たい場合は、TCP Port:80のトラフィックのみを表示するフィルタリングをセットしてください。

このフィルタリング機能は、 ボタンをクリックすることで、アクティブ化されます。(もし、現在、インターフェース・カウンターの表示を行っている場合は、このフィルター・ボタンは無効化されています。)。このフィルタがアクティブの場合、赤ラインなしの のように表示され、フィルター・バーが表示されます。インアクティブの場合は、ボタンに赤のラインが引かれ、フィルター・バーも表示されません。

フィルタリングは、フィルター・バー内にフィルター項目を入力することによって生成されます。このフィルタは、フィルター・バー内に適切な表記でタイピングすることによって指定することができます。あるいは、フィルター・ビルダー機能を使用するとさらに簡単に指定できます。

フィルター・ビルダー機能を使用するには、フィルター・バーの右端の編集ボタンをクリックしてください。フィルター・バーの下に、フィルター・ビルダーが表示されます。

フィルター・ビルダー内では、フィルターしたい項目、関連する演算子(例:イコール "==")、値が選択できます。たとえば、Webトラフィックをフィルターするためには、項目に "serverTCPPort" 、演算子としてイコール、値に"80"を指定します。その後、追加ボタンをクリックし、この表記をフィルターに追加します。

また、論理演算子( ORを意味する || 、ANDを意味する && )を使用して、多くの異なる表記(式)を結合することも可能です。

時間 セレクションの変更

sFlowTrend-Proは、長期間トラフィックデータを保持しています。時間 セレクターは、表示させるデータの時間範囲を選択することが可能です。ただし、sFlowTrendは1時間データのみを分析するので、この機能は使用できず、sFlowTrendは、常に最新の過去一時間のデータを表示します。

時間 セレクションは、開始と終了の時間とインターバル・サイズを設定します。期間サイズは、表示するデータの粒度を指定します。たとえば、2007年4月10日(火) 01:00~ 2007年4月10日(火) 05:59 で、期間=2分で表示する場合には、期間=2分の粒度を持つ前6時間の時間を表示するのが便利です。時間のセレクションには、次の2つの方法があります。:

  • 時間セレクターの使用
  • 表示データをマウスのドラッグによって選択