sFlowTrend/-Proのコンフィグレーション
sFlowTrend-Proでのスイッチの設定
ツール>スイッチの設定メニューアイテムを選択すると、スイッチの設定ダイアログが表示されます。このダイアログは、sFlowTrend-ProがsFlowを受信している全てのスイッチがリストされたテーブルが含まれています。また、個々のスイッチのSNMPコミュニティ名の変更やSNMP経由でsFlowの設定を行うかを指定できます。テーブルには、以下のカラムが含まれます。:
Status
このカラムは、スイッチの全体的なステータスを色分け表示します。
緑:このスイッチは有効化され、sFlowTrend-Proは、sFlowを受信し、SNMPによるスイッチへの通信も可能です。
黄色:このスイッチは有効化されていますが、sFlowTrend-Proは、sFlowを受信していない、あるいは、SNMPによるスイッチへの通信が不可です。あるいは、このスイッチは有効化されていないのに、sFlowTrend-ProがsFlowを受信していることも考えられます。
赤:このスイッチは有効化されていますが、sFlowTrend-Proは、sFlowを受信しておらず、かつ、SNMPによるスイッチへの通信が不可です。
灰色:このスイッチは有効化されておらず、sFlowTrend-ProもこのスイッチからsFlowを受信していません。
青:スイッチの設定は、スイッチの設定ダイアログで変更されましたが、変更が適用されていません(オペレーションの保留)。sFlowTrend-Proは、OKボタンをクリックした時に、変更が適用されます。ステータス・シンボルのツールチップによって、スイッチのステータス上に、詳細情報を表示します。
DNS name
スイッチのSNMP IPアドレスからDNSルックアップして取得したドメイン名称SNMP IP address
sFlowTrend-Proが、SystemやInterface名を取得するためにスイッチとSNMP経由で通信するIPアドレス。また、このIPアドレスは、SNMPを使用したsFlowの設定を選択した場合、sFlowTrend-ProがスイッチにsFlowの設定を行うときに使用します。sFlow agent address
スイッチをユニークに識別するためにスイッチ上のsFlow agentによって使用されるIPアドレス。このアドレスは、sFlowデータから判断され、sFlowTren-Proから変更することは出来ません。多くの場合、sFlow agent addressは、SNMP IP addressと同じです。Community
SystemGroupやifTablesをスイッチから取得するためにsFlowTrend-Proによって使用されるSNMPコミュニティ名。sFlowTrend-Proは、スイッチやそのインターフェースの名称を提示するためにSNMPデータを使用します。sFlowTrend-Proが、そのスイッチに対して、SNMPを使用したsFlowの設定を使用している場合は、Read/Write権限のSNMPコミュニティ名が必要です。SNMPを使用したsFlowの設定
sFlowTrend-ProによってそのスイッチにSNMPを使用したsFlowの設定を行わせたい場合にチェックボックスにチェックします。有効化
sFlowTrend-Proのよってこのスイッチにデータを収集させたい場合、チェックボックスにチェックします。編集(Edit)
スイッチに対する設定の編集が行え、スイッチの詳細が確認できます。削除(Delete) 
sFlowTrend-Proから、スイッチを削除し、さらなるデータ収集を停止します。しかし、そのスイッチが SNMPを使用したsFlowの設定を有効化している場合、sFlowTrend-Proは、スイッチを削除する前に。sFlowの設定を無効化します。カラムによってテーブルをソートさせたい場合は、カラム・ヘッディングをクリックしてください。追加して2つめのカラム・ソートを行う場合は、Shift+マウスの左ボタンをクリックしてください。
変更した全てのスイッチやその設定は、OKボタンをクリックするまで適用されません。
オプション
ツール>オプション・メニュー・アイテムを選択すると、sFlowTrend-Proの各種概観をカスタマイズすることが出来ます。スイッチ・インターフェース・ホストの命名規約の設定
ツール>オプション・メニュー・アイテムの表示タブによって、sFlowTrend-Proにスイッチやインターフェースの表示方法を指定できます。また、エンド・ホストをIPアドレスかDNS名で識別するかの指定も行えます。スイッチの命名規約の設定
スイッチは、以下のオプションのひとつを使用して表示されます。:SNMP IP address
sFlowTrend-Proが、スイッチとSNMPを使用して通信するときに使用されるIPアドレスsFlow agent address
スイッチをユニークに識別するためにスイッチ上のsFlowエージェントによって使用されるIPアドレスDNS name
スイッチのSNMP IPアドレスからDNSルックアップして取得したドメイン名称。DNSルックアップが、フェイルした場合は、かわりにSNMP IPアドレスが使用されます。sysName
SNMP sysNameは、SNMP MIBから取得されます。sFlowTrend-Proが、SNMPによって通信できない場合は、かわりにSNMP IPアドレスが使用されます。SNMP IP アドレス、あるいは、sFlow agent addressオプションが、選択された場合、スイッチは、チャートやインターフェース・タブ内のスイッチセレクター内に、(数値的)番号順にリストされます。他のオプションの場合、アルファベット順のリストされます。
インターフェースの命名規約の設定
インターフェースは、以下のオプションのひとつを使用して表示されます。:ifIndex
スイッチが、インターフェースをユニークに識別するために使用する整数。ifName
Card/Slotを識別するためにインターフェースに割り当てられた名前。たとえば、A1, ethernet1/1 など。sFlowTrend-Proが、SNMPを使用してスイッチと通信できない場合、かわりにifIndexが使用されます。ifAlias
インターフェースに管理上割り当てられた文字列。これは、目的によっては、有効な情報となりえます。たとえば、"Connection to servers"など。sFlowTrend-Proが、SNMPを使用してスイッチと通信できない場合、かわりにifIndexが使用されます。ifIndexオプションが、選択された場合、インターフェースは、チャート・タブ内のスイッチセレクター内に、(数値的)番号順にリストされます。他のオプションの場合、アルファベット順のリストされます。
ホストの命名規約の設定
チャートやしきい値タブ内で、エンド・ホストは、IPアドレスやDNS名を使用して識別されます。”チャート内で、IPアドレスをホスト名に名前解決”チェックボックスにチェックすると、sFlowTrend-Proは、IPアドレスのかわりにDNS名を使用するようになります。グローバルSNMP設定の設定
ツール>オプション・メニュー・アイテムのSNMPタブによって、全てのスイッチに対して適用されるSNMPコミュニティ名の設定が行えます。このコミュニティ名は、スイッチに対して、スイッチやインターフェースの名称をクエリするときに使用されます。
また、sFlowTrend-Proが、SNMPを使用したsFlowの設定を行う場合は、Read/Writeのコミュニティ名を使用します。
このグローバル設定は、ここのスイッチに対して設定されたコミュニティ名によってオーバーライドされます。
詳細オプションの設定
ツール>オプション・メニュー・アイテムの詳細タブによって、いくつかの共通で使用される設定の表示・設定が行えます。:sFlowTrend ホーム・ディレクトリ
情報をストアするためにsFlowTrend-Proによって使用されるディレクトリを変更することが出来ます。このディレクトリは、sFlowTrend-Proは、アプリケーションとして動作するか、サービスとして動作するか、によって異なって形成されます。
アプリケーションとして、動作している場合は、ホームディレクトリは、トラフィックやログデータやカスタム設定情報をストアするために使用されます。
もし、ユーザ認証を有効化している場合は、Administrator権限を持つユーザのみこの設定を変更できます。
もし、ホームディレクトを変更する場合は、現在の全てのセーブされたトラフィックデータやカスタム設定情報は、ロストします。
変更を有効にするためには、sFlowTrend-Proをリスタートしなければなりません。
もし、sFlowTrend-Proをサービスとして動作している場合は、詳細設定内に表示される2つのホームディレクトリを使用します。
ひとつは、クライアントに対するもので、もうひとつは、サーバーに対するものです。
sFlowTrend-Pro ホーム・ディレクトリ
現在のクライアントに対するホーム・ディレクトリを変更する場合に使用します。このクライアント・ホーム・ディレクトリは、ログ・ファイルやクライアントに適用される各種カスタム設定に使用されます。ホーム・ディレクトリの変更を適用するためには、クライアントを再起動する必要があります。sFlowTrend-Pro サーバー ホーム・ディレクトリ
サーバーによって使用されるホーム・ディレクトリが表示されます、このサーバー・ホーム・ディレクトリは、トラフィックやログデータやカスタム設定情報をストアするために使用されます。このディレクトリは、sFlowTrend-Pro内からは、変更することが出来ません。sFlowTrend-Proをインストールするときに指定します。このディレクトリを変更する場合は、sFlowTrend-Proの再インストールが必要です。
警告の表示
このチェックボックスがチェックされている場合、sFlowTrend-Proは実行を確認するために、警告を表示します。たとえば、スイッチを削除する場合や、sFlowTrend-Proを終了する場合など。sFlow詳細
ツール>オプション・メニュー・アイテムのsFlow詳細タブによって、いくつかの共通で使用されるsFlow関連の設定の表示・設定が行えます。:sFlow collector address
このセレクション・リストでは、sFlowTrend-Proが動作してsFlowを受信しているシステム上のネットワーク・インターフェースと関連するIPアドレスを選択することが出来ます。もし、スイッチ上、CLIによるsFlowの設定を行っている場合、スイッチの設定を行うとき、sFlowに対するデスティネーション、あるいは、コレクターのアドレスとして選択したIPアドレスが使用されているかを確認してください。sFlow UDP port
ここでは、sFlowTrend-ProがsFlowを受信するときに使用するUJDPポートを変更することが出来ます。もし、スイッチ上、CLIによるsFlowの設定を行っている場合、スイッチに送信するsFlowのUDPポートとして、このポートが設定されているかを確認してください。ユーザ認証の設定
sFlowTrend-Proのユーザ認証機能を使用することによってsFlowTrend-Proへのアクセスをコントロールすることが出来ます。ユーザ認証は、ツール>ユーザの管理メニュー・アイテムから起動できるユーザの管理ダイアログで設定するとこが出来ます。このダイアログは、全ての設定されているユーザのリストのテーブルを含み、ユーザの追加、ユーザのパスワードや権限の変更や、ユーザの削除が行えます。sFlowTrend-Pro内には、デフォルトで設定されているユーザはなく、ユーザ認証機能は無効化されています。これは、あらゆるユーザがsFlowTrend-Proを使用でき、Administrator権限に関連した全てのパーミッションを持っていることを意味しています。
もし、ユーザ認証無効化の状態で、リモート・サーバーへ接続する場合は、コネクション・ダイアログ内のユーザ名・パスワード欄は、空白のままにすることによって、無視されます。
一度、ひとつのユーザを追加すると、ユーザ認証は有効化され、設定されたユーザ・ログイン名とパスワードを使用してsFlowTrend-Proにログインしなければなりません。
ユーザの追加
ユーザの追加ボタンをクリックすると、新規ユーザに対する詳細を入力するダイアログが実行されます。ユーザ
ユーザに対するフルネームログイン
ユーザに対するユーザ・ログイン名パスワード
ユーザに対するパスワード。パスワードの確認で同じパスワードを入力する必要があります。権限
ユーザに対して割り当てる権限。sFlowTrend-Proは、以下の権限が指定できます。:Guest
この権限を持つユーザは、トラフィック・データにアクセスできます。
User
この権限を持つユーザは、トラフィック・データにアクセスでき、自身のパスワードを変更することが出来ます。
Administrator
この権限を持つユーザは、全てのトラフィック・データにアクセスでき、sFlowTrend-Pro内のスイッチの設定やユーザの管理、セーブされたsFlowデータのプレイバック(ファイル>プレイバックの開始・停止)、sFlowに関連する設定の変更を行うことが出来ます。
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