FAQ - Frequently Asked Questions
このページでは、sFlowTrendのインストールや実行を行なう時に、発生する可能性のあるいくつかの共通の問題の解決策を提供します。
インストール上の問題
"Install sFlowTrend" ボタンをクリックした時、ブラウザから何をするかの確認が来る。
全ての設定が正しく行なわれた時、Java Web Startは、自動的にsFlowTrendをインストールします。しかし、時々、ブラウザがJava Web Startを検知できない場合があります。この場合、手動でJava Web Startプログラムを実行しなければなりません。これは javaws プログラムです。まず、 javaws プログラムのロケーションを確認する必要があります;Microsoft Windowsの場合、C:\Program Files\Java\jre1.6.0_06\bin にインストールされています(注意:このパスは、インストールされているJAVAのバージョンに依存します)。.
"Install sFlowTrend" ボタンをクリックした時、ブラウザがプログラムのインストールではなく、テキストのページを表示する。
Java Web Startが、正しくインストールされた時、それは自動的にブラウザから実行されます。もし、ブラウザがかわりにテキスト(XML)ファイルを表示するのであれば、その場合、このリンク を右クリックしてください。リンクあるいは対象の保存を行い、ファイルをsFlowTrend.jnlp として保存してください。
その後、保存したファイルをダブルクリックし動作させます。もしそれでも動作しない場合は、コマンド・プロンプト画面を起動し、javaws sFlowTrend.jnlp を実行します。(sFlowTrend.jnlp が、カレント・ディレクトリのあるかの確認が必要です。)
sFlowTrendは、Java Run-time Environment (JRE) v6.0 を必要とします。
sFlowTrend は、Javaにて記述されているので、最低限、Java v6.0を必要とします。
JRE は、Sun's java.com web site で入手可能です。.
sFlowTrendの使用
モニターするスイッチを選択したけれども、何も変化が無い。
sFlowTrend は、画面右下にLED表示機能を持っています。これは、sFlowサンプルを受信する度に、グリーン・ランプを点滅します。もし。点滅しない場合は、受信したサンプルが無いことを意味します。これは、スイッチ上でsFlowを送信する設定が行なわれていない場合や、スイッチ上にsFlowを生成するだけの十分なネットワークトラフィックが流れていない場合や、ファイアウォールがsFlowデータをブロックしている場合などで発生します。
まず、最初に、スイッチがsFlowをsFlowTrendへ送信する設定が行なわれているかを確認する必要があります。いくつかのスイッチでは、この設定は、sFlowTrendを使用することで自動的に行なわれるものもあります。メニュー・オプションのツール>スイッチの設定 で 追加 を使用し設定します。その他のスイッチでは、スイッチのコマンド・ライン・インターフェース(スイッチのマニュアルを参照)を経由してsFlowを設定しなければなりません。
もし、sFlowの設定が正しく行なわれていると確信しているのであれば、スイッチ上に十分なネットワーク・トラフィックが流れているかを確認すべきです。
sFlow は、ネットワーク・パケットをsFlowコレクター(今回の場合は、sFlowTrend)へ送る事により動作します。ネットワーク・パケットは、UDPのポート:6343を使用して送られます。もし、sFlowTrendを動作させているシステム、あるいは、ネットワーク上にファイアウォールがある場合、sFlowTrendまで、sFlowデータが届かない可能性があります。この場合、システム上のファイアウォールあるいは全てのネットワーク上のファイアウォールで、sFlowを通過させることを許可する設定になっているかを確認する必要があります。
sFlowTrendを起動した時、"Cannot open UDP port 6343"のエラー・メッセージが表示される。
このエラー・メッセージは、ほとんどの場合、他のアプリケーションがデフォルトのsFlowポート(UDP:6343)をすでに使用していることを意味します。同時には、ひとつのアプリケーションしか、このポートを使用することはできません。もし、同じシステム上で、2つ以上のsFlowTrendを起動しようとした場合にも、このメッセージが表示されます。あるいは、同じシステム上で、他のsFlowコレクターがすでに起動していることも考えられます。これは、InMon Traffic Sentinel や スイッチ・ベンダーのエレメント・マネージャーやいくつかの他のsFlowアプリケーションなどです。
すでにsFlowポートを使用しているのが何かを見つけ出すためには、以下を実施してください。;
- Microsoft Windowsの場合、コマンド・プロンプト画面内で、以下のコマンドを実行:
netstat -p udp -a -b
このコマンドは、実行にしばらく時間がかかります。完了後、出力結果から、以下のような、6343を含む行を見つけ出してください。:
UDP PCNAME:6343 *:* 2428 [javaw.exe]
これは、プログラム javaw.exe が、ポート:6343を使用していることを示しています。いくつかのJavaアプリケーションは、Microsoft Windowsで、javaw.exe として分類されます。または、もし、そのアプリケーションがJavaで記述されていない場合は、アプリケーションの名前が表示されます。右の数値(この場合、2428)は、アプリケーションのプロセスIDを示しています。 - Linuxの場合、ターミナル・ウインド上で、以下コマンドを実行:
netstat -l -p -u | grep sflow
これは、以下のような行を生成します。:
udp 0 0 *:sflow *:* 26680/java
この行の最も最後のパートから、ID:26680のプロセスがポート:6343を使用しJavaを動作させていることが確認できます。または、このポートを使用しているアプリケーションがJavaで記述されていない場合は、プログラムの名称がここに表示されます。
一度、sFlowポートを使用しているプログラムを識別することが出来れば、常に、どのアプリケーションを動作させればよいかの判断を行なうことが出来ます。
sFlowTrend/