sFlowTrend-Proサービスの実行
イントロダクション
sFlowTrend-Proは、随意にサービスとして実行することが可能です。これは、システムにログインしている、あるいは、ユーザインターフェース上アクティブになっているかにかかわらず、継続的なデータ収集を可能にすることを意味しています。この方法を実施するときには、sFlowTrend-Proは、2つの機能に分割されます。ひとつが、サーバーで、sFlowデータを収集・分析する機能を有します。もうひとつが、クライアントで、データを表示したり、チャートを作成する機能を有します。
この方法でsFlowTrend-Proを実行することによって、継続的なデータ収集を行い、また、組織内の他の人々に簡単にデータにアクセスすることを可能にします。
2つのクライアントが利用可能で、ひとつは、サーバーと同じシステム上でクライアントとして動作させ、もうひとつは、リモート・システムからデータへアクセスする追加クライアントとして利用することが可能です。
sFlowTrend-Proをサービスとして実行させるオプションは、製品購入時か評価版リクエスト時に確定します。サービス・オプションへの変更を希望する場合は、丸紅情報システムズまでお問い合わせください。
インストール
sFlowTrend-Proサービスのインストールは、提供されるインストーラー経由で実行されます。インストーラーを起動すると、インストールが開始されます。現在のところ、インストーラーは、Windows プラットフォームとLinuxプラットフォームをサポートしています。インストーラーを実行すると、一連のインストレーション・ステップが表示されます。最初にウエルカム・スクリーンが表示された後、ライセンス・アグリーメントに同意する必要があります。次に、sFlowTrend-Proをインストールするディレクトリ(デフォルト・ロケーションを推奨)を選択して、次に、インストールするコンポーネントを選択します。:
sFlowTrend-Proサービス
サービス、かつ、同じシステム上でサービスに接続するためのローカル・クライアントをインストールする場合、このオプションを選択。
sFlowTrend-Proリモート・クライアント
他のシステム上で動作しているサービスに接続するためにリモート・クライアントをインストールする場合、このオプションを選択。
必要であれば、同じシステム上でサービスとリモート・クライアントの両方をインストールすることも可能です。インストールするには、少なくともひとつのオプションを選択する必要があります。
サービス・インストレーションを選択した場合は、以降に表示される2つのスクリーンで、sFlowTrend-Proホーム・ディレクトリとライセンスIDを応答する必要があります。
ホーム・ディレクトリは、データベースやログファイルやカスタム・コンフィグレーションが格納される場所になります。デフォルトのディレクトリを使用する事が推奨されます。
また、データベースを格納するのに必要な十分なスペースがあるかを確認ください。必要とされるディスクスペースは、ネットワークトラフィックの使用内容やモニターしているスイッチの数などに依存します。
選択したロケーションは、sFlowTrend-Proを再インストールしない限り変更することは出来ません。
ライセンスIDは、丸紅情報システムズより提供されます。
注意
sFlowTrend-Proは、InMon社のライセンス・サーバーと接続するために、インターネット接続が必要で、これにより、ライセンスキーを適正化します。
インストーレーションの完了後、サービスは、自動的に開始され、すぐに、クライアントを起動することが出来ます。
LinuxプラットフォームへのsFlowTrend-Proサービスのインストールについて
Linuxプラットフォーム上にsFlowTrend-Proサービスのインストールを完了した後、sFlowTrend-Proサービスは、自動的に「 /etc/init.d/sflowtrend-server 」として作成され、起動されます。また、このサービスはシステムがブートした時に自動的に起動するように、chkconfigを使用し登録されます。これは、chkconfigコマンドによる設定が可能なLinuxディストリビューションのみ利用可能です。いくつかのディストリビューションでは、サービスの自動起動には他の方法が用いられます。もし、chkconfigが使用できないLinuxディストリビューションの場合は、手動で /etc/init.d/sflowtrend-server サービスが、起動時にスタートするよう設定を行ってください。もし、GUI(Graphical User Interface)を持たないシステム上にsFlowTrend-Proをインストールする場合は、ターミナル・インターフェースを使用したインストールも可能です。この場合は、インストーラーにコマンドライン・オプションとして " -c " を付与してください(例: # /bin/sh installer -c )。ターミナル・インターフェースを使用したインストールでも、インストールのステップは、GUIを使用した場合と同等です。ただし、ターミナル・インターフェースを使用したインストールは、GUIを使用したインストールと比較すると、より難しいので、正しくデータを入力するよう注意してください。
サーバーへの接続
リモート・クライアントがインストールされている場合、リモート・サーバーへ接続することが可能です。クライアントを実行(スタート>プログラム>sFlowTrend-Pro>sFlowTrend-Pro remote client)します。コネクション・ダイアログが示されます。:

サーバーの名前、あるいは、IPアドレスを入力し、ユーザ認証が設定されている場合は、そのコネクションに対するユーザ名とパスワードを入力してください。サーバー上でユーザ認証が設定されていない場合は、ユーザ名・パスワードに関しては、ブランク化、あるいは、無視してください。
クライアントは、デフォルトで、TCP Port 8087を使用して接続します。クライアントシステム、サーバーシステム、ネットワーク上で、このポートに対するファイアウォール・ブロッキングが無いことを確認してください。
接続するサーバー上で異なるポート設定が行われている場合は、詳細ボタンで、サーバー上で使用されているポートを入力してください。
クライアントとサーバー間のコネクションがロストした場合、クライアントは、数回、再接続を試みます。もし、接続できなければ、エラーメッセージを表示して、終了します。
クライアントを切断したとしても、サーバーを明示的に停止しない限り、サーバーはデータ収集を継続します。
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