sFlowTrend-Pro
補足としてsFlowTrend-Pro固有の機能・設定について、以下を確認ください。;
sFlowTrendの場合、スイッチ/WAPの選択リスト内で、イタリック体で示されたスイッチは、無効であり、データの格納も行いません。しかし、sFlowTrend-Proの場合は、同時に複数のスイッチ/WAPをモニターする事が可能です。
sFlowTrend-Proは、過去のトラフィック・データを格納できます(カスタム・コンフィグレーションで、データベース内にデータを格納する期間(時間)を設定することにより可能)。時間セレクターは、表示するデータの期間を選択することができます。sFlowTrendは、過去一時間のみのデータしか保持していないので、この期間セレクター機能は有効ではなく、常に過去一時間のデータを表示し続けます。
時間の選択は、開始時間・終了時間によって設定されます。期間(インターバルサイズ)では、表示するデータの粒度を指定します。たとえば、2007年4月10日 01:00 - 2007年4月10日で、期間=2分 の場合は、6時間の期間で、その期間で2分間間隔でのデータを表示します。時間の選択には、以下の2つの方法があります。;
- 時間セレクターの使用
- マウスでのドラッグ
いくつかのカスタム・コンフィグレーションは、sFlowTrend-Proのプロパティ・ファイルを使用して設定することが可能です。設定に関しては、上級ユーザのみが使用されることを推奨します。ファイルは、一般的なテキスト・エディターを使用して編集し、変更を有効化するためには、sFlowTrend-Proを再起動する必要があります。
プロパティ・ファイルは、”config.prp”です。これは、sFlowTrend-Proホーム・ディレクトリ(sFlowTrend-Proのツール→オプション メニューセレクションで確認・修正できます)にあります。もし、”config.prp"ファイルがこのディレクトリに存在しない場合は、まず最初に、作成してください。
このファイルは、一行ごとに定義され、一行単位でフォームが形成されます。;
propertyName = value
例:
chart.topn = 8
これは、TopNチャートのエントリーの数を 8 に設定しています。全てのプロパティと値は、明白に分けて定義する必要があります。プロパティ・ファイルを使用して修正することができるプロパティは、以下になります。;
- chart.topn
- それぞれのTopNチャート内に表示するエントリ数のコントロール。デフォルト値は、5。
- database.hours_persistent
- フラッシュされる前にデータベース内にデータを格納する期間(時間)のコントロール。もし、データベースが非常に大きくなってきた場合、この値は、デフォルト値の168(一週間)から減少させることが可能。
- sflowtrend.auto_enable
- デフォルト値の設定は、"true"です。この場合、sFlowTrend-Proは、自動的に有効化し、最初のN台のスイッチからデータ収集を開始します。Nは、ソフトウェア・ライセンスで認められたスイッチの最大数です。スイッチの有効化を手動で行いたい場合は、この値に”faise”をセットします。
- sflowtrend.samplingRate.[ifSpeed.]medium
-
sFlowTrend-Proで、SNMPを使用してsFlow送信の設定を行っている場合、sFlowTrend-Proは、ifSpeed値によって全てのインターフェースにサンプリング・レートを設定するために、この値を使用します。このデフォルト値は、以下になります。;
sflowtrend.samplingRate.medium = 512
sflowtrend.samplingRate.10.medium = 128
sflowtrend.samplingRate.100.medium = 256
sflowtrend.samplingRate.1000.medium = 512
sflowtrend.samplingRate.10000.medium = 1024
例:
sflowtrend.samplingRate.100.medium = 256
この設定は、sFlowTrend-Proは、100 Mb/sのifSpeed値を持つ全てのインターフェースに、1/256のサンプリング・レートを設定することを意味しています。sflowtrend.samplingRate.mediumに対する値は、指定したifSpeed値を持たない場合に、sFlowTrend-Proによって使用されます。たとえば、4 Gb/s トランクのような場合に、1/512のサンプリング・レートとなります。また、他のifSpeedに対するサンプリング・レートの指定も可能です。たとえば、
sflowtrend.samplingRate.8000.medium = 1024
この設定は、sFlowTrend-Proは、8Gb/sのifSpeed値を持つ全てのインターフェースに、1/1024のサンプリング・レートを設定することを意味しています。. - webserver.enable
- sFlowTrend-Proが動作しているとき、起動させることができるWebサーバー機能を、停止するには"false"をセットしてください。Webサーバー機能を停止することにより、sFlowTrend-Proと他のアプリケーションをWebサーバーを介して統合する機能も無効となります。
- webserver.port
- WebサーバーがLISTENするTCPポート番号。デフォルト値は、8087。
- webserver.localonly
- デフォルトでは、この値は、"true"です。これは、Webサーバーは、localhost接続のみを許可することを意味します。セキュリティ上の問題を回避するためには、Webサーバへのアクセスを制限することは、有効な手段です。しかし、いくつかのホストにWebサーバーアクセスを許可したい場合は、これに、”false”をセットしてください。
sFlowTrend