しきい値
しきい値は、ネットワーク内で発生する障害の識別を即座に行うために有効です。しきい値設定が、なされている場合、スイッチやインターフェースに対して、どこが正常なトラフィック・レベルにないかを認識することができます。もし、そのトラフィック・レベルが超過している場合、しきい値警告を発し、更なる調査やアクションを促します。
表示
すべてのスイッチ、あるいは、特定のスイッチのすべてのインターフェースに対するしきい値を、表示・設定できます。表示セレクターによって、以下が選択できます。;
- 全てのスイッチ それぞれのスイッチに対するしきい値のテーブルを表示
- 全てのインターフェース それぞれのスイッチ上のすべてのインターフェースに対するしきい値のテーブルを表示
- カスタマイズされたしきい値 スイッチやインターフェースに対してカスタマイズを行ったしきい値のみ表示
- スイッチ名 あるいは アドレス 指定したスイッチのそれぞれのインターフェースのしきい値を表示
しきい値の値とタイプ
すべてのしきい値は、しきい値インディケータ
によって表示される現在値が表示されます。この値は、0 - 100% で変動します、インディケータ内のバーのポジションは、この値を示しています。さらに、定義されていたしきい値ポイントを超過すると、インディケータのカラーが変化します。しきい値が正常なときは、インディケータは緑を示します。その値が、70%に達したとき、しきい値が限界に近づいたとして。黄色を示します。また、90%に達した場合は。クリティカルな状況と判断し、赤を示します。しきい値は以下の異なる6つのパラメーターに対して設定されます。;
- Utilization インターフェース使用率のパーセンテージ。
- Unicasts 一秒間でのユニキャスト・フレームの数。
- Broadcasts 一秒間でのブロードキャスト・フレームの数。
- Multicasts 一秒間でのレイヤー2・マルチキャスト・フレームの数。
- Errors 一秒間でのエラー・フレームの数。
- Discards 一秒間でのディスカード・フレームの数。
しきい値の定義
しきい値は、インターフェース単位・スイッチ単位、あるいは、共通しきい値として定義されます。もし、”スイッチ別しきい値の設定”を行った場合は、そのしきい値設定は、インターフェースに対して特定の設定をしない限り、そのスイッチ上のそれぞれのインターフェースに対して適用されます。同様に、”共通しきい値の設定”を行った場合は、スイッチやインターフェース・レベルでオーバーライドしない限り、全てのスイッチ・インターフェースに対して適用されます。
しきい値分析
しきい値画面の下部では、しきい値超過の原因分析を行うことができます。
しきい値分析では、以下の内容で分析が行えます。;- しきい値超過の要因 パイチャートによって、しきい値超過の要因となったアドレスが表示されます。
- ドリルダウン分析 しきい値超過の要因となったアドレスに対する更なる詳細情報へドリルダウンします。
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