Klocwork|2022年にアップデートされた主要機能3選
みなさん、こんにちは!
丸紅情報システムズ / 検証チーム 技術担当の伊藤です。
静的解析ツールを比較・検討したいが、どのような機能があるのかわからない…
Klocworkに興味があるが、具体的にどのような機能があるか知りたい!
このようなお悩みはございませんか?
そこで今回の記事では、2022年にKlocworkでアップデートされた機能の中から主要な機能を3つご紹介します。
1 Kotlin言語のサポート開始
Klocworkのバージョン2022.1からKotlinでの解析が可能となりました。
最新バージョン(Klocwork2022.3)ではKotlinの1.6.12までをサポートしています。
対応しているチェッカーは こちら からご確認いただけます。
コードの複雑さ、品質、パフォーマンス、コーディングのベストプラクティスなど、200以上のチェッカーがございます。
下記が実際にKoltinのサンプルプロジェクトを解析した画面になります。
またこの数年間のバージョンアップによってKlocworkの言語サポートが大幅に拡大しています。
現在はこれまでサポートしていたC/C++・C#・Javaに加えて、Python・Javascript・Kotlinがサポート対象となっています。
2 Visual Studio 2022のサポート
Klocworkのバージョン2022.2からVisual Studio 2019以前のバージョンに加えて、Visual Studio 2022での解析が可能となりました。
Visual Studio 2022用に別途プラグインが用意されており、対象のプラグインをクリックすると3分ほどでインストールが完了し、解析が可能となります。
最新バージョン(Klocwork2022.3)ではVisual Studio 2022のバージョン17.3.3までサポートしております。
その他のIDEのサポート状況は こちら からご確認ください。
3 ストリーム機能のアップデート
2021.3から追加されたストリーム機能がアップデートされました。
ストリーム機能を利用すると、同じコードベースで複数バージョンを処理する際の結果の保存・プロジェクト移行の効率が向上します。
例えば自動車製造元で作成するモデルに基づいて、複数のバリアントがあるコードベースが存在するとします。コードの大部分は同じでも、わずかに異なるようなケースです。
これまではバリアントごとのレポートを作成するためには、それぞれ個別のプロジェクトを作成し、プロジェクト間で指摘情報を同期する必要がありました。
ただストリーム機能を利用することで、ストリーム間で共通の指摘をすばやく認識し、個々のストリームごとに一意の指摘を簡単に識別できます。
まとめ
今回はKlocworkで2022年にアップデートされた主要機能を3つご紹介しました。
ご紹介した内容は以下の通りです。
1 Kotlin言語のサポートの開始
2 Visual Studio 2022のサポート
3 ストリーム機能のアップデート
また、このほかにもバージョンアップの度に言語サポートや検出できる指摘は更新されています。
その他の機能に関しましては こちら からご確認いただけます。
もしKlocworkにご興味がございましたら、下記アドレスまで、お気軽にご相談ください。
kwteam@jpn.marubeni-sys.com
最後までお読みいただきありがとうございました。