Klocwork|2023 年上半期にアップデートされた主要機能 3 選
みなさん、こんにちは!
丸紅情報システムズ / 検証チーム 技術担当の伊藤です。
静的解析ツールを比較・検討したいが、どのような機能があるのかわからない…
Klocwork に興味があるが、具体的にどのような機能があるか知りたい!
このようなお悩みはございませんか?
そこで本記事では、2023 年上半期に Klocwork でアップデートされた項目の中から主要な機能を 3 つご紹介します。
1 指摘詳細ページのUIの更新
これまでは指摘の詳細を開いた場合、指摘一覧に戻らないと他の指摘情報を選択できませんでした。
Klocwork2023.2から下図の左側に表示されるファイルツリー、右下に表示される指摘一覧が追加されたことで指摘詳細ページから離れることなく、より簡単に検出された指摘が調査できるようになりました。
2 ライセンス管理ツールの変更
これまではライセンス管理ツールにFLEXlm/FlexNet Publisherが利用されていました。
また、FLEXlm/FlexNet
Publisherではライセンスの利用状況を確認するためにコマンドを実行する必要がありました。
Klocwork2023.1からライセンス管理ツールがReprise License Manager(RLM)に変更になりました。
Klocwork2022.2から利用可能でしたが、2023.1以降のバージョンで発行されるライセンスはRepriseに限定されます。
Repriseでは下記のようにブラウザにアクセスすることでライセンスの利用状況を確認できます。
3 CI/CD パイプライン差分解析の管理方法の更新
CI用の解析ツールであるkwciagentコマンドで解析した結果を、全体解析用のWebPortalで確認できるようになりました。
解析を実行すると、[CI ビルド] タブから結果を閲覧できます。
これにより、全体解析を実行しなくても差分解析により迅速に指摘を特定し、全体解析と同じ方法で指摘情報を管理できます。
また、Web
APIを使用してCIに関する指摘の詳細情報やCIビルドの管理も可能です。
まとめ
今回はKlocworkで2023年上半期にアップデートされた主要機能を3つご紹介しました。
ご紹介した内容は以下の通りです。
1指摘詳細ページのUIの更新
2ライセンス管理ツールの変更
3CI/CD パイプライン差分解析の管理方法の更新
また、このほかにもバージョンアップの度に言語サポートや検出できる指摘は更新されています。
その他の機能に関しましては こちら からご確認いただけます。
もしKlocworkにご興味がございましたら、下記アドレスまで、お気軽にご相談ください。
kwteam@marubeni-sys.com
最後までお読みいただきありがとうございました。