製品トピック
「産業用ギガビットイーサーネットトランシーバー LAN8840 / LAN8841」の紹介
2023/02/01
高精度時刻同期プロトコルPTP(IEEE1588v2規格)に適合し、産業アプリで重要なプロセスタイミング同期ネットワークを提供するギガビットイーサネットPHYチップの紹介です。
LAN8840 / LAN8841
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- IEEE802.3に適合した10/100/1000Mbps対応イーサネットトランシーバチップ(PHY)
- IEEE1588v2対応: Precision Timing Protocol(PTP)に適合
- イーサネットポート: 1ポート 差動ペア用終端抵抗内蔵
- ホストインターフェース:
- : LAN8840はRGMII LAN8841はRGMII/GMII
- : Linuxドライバ利用可能
- : 最大16kBのジャンボフレームをサポート
- 電源電圧
- : 3.3V単一 MAC I/O電圧は3.3V/2.5V/1.8V
- : コア用1.1Vレギュレータ制御回路内蔵
- 低消費電力対応
- : Energy Efficient Ethernet(EEE)サポート 低電力モード
- : WoL(Wake-on-LAN)対応
- 各種診断、修正機能搭載
- : ケーブル診断、ポート間障害検出、ループバック
- : ペアスワップ修正、ペア極性修正、ペアスキュー修正
- 動作温度: -40℃~105℃
- パッケージ
- : LAN8840 48pin VQFN(7mm×7mm)
- : LAN8841 64pin VQFN(8mm×8mm)
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特徴と用途
ネットワーク遅延の測定や遅延への対処、デバイス間での時刻同期に用いる高速タイムスタンプを生成することにより、パケットの優先順位付けを容易化します。
これによりUTC(協定世界時)と1msec以下の同期が必要な、ガスなどの化学処理、配電などのアプリケーションや、分散型センサや冷却混合システムなどのプロセスオートメーション、外貨取引システムなどのアプリケーション市場に適しています。
厳しい温度環境のアプリにも適用可能な産業用の動作温度範囲となっています。
システム構成
LAN8840とLAN8841ではホストインターフェースが異なるのみで、基本のシステム構成は下図のようになります。
外付けMOSFETはコア用1.1Vのレギュレータを構成します。

開発ツール
LAN8841 評価ボードとSMA5D3 MPUとの組み合わせで評価することができます。
また、PCIeネットワークアダプタと組み合わせて、PCIeインターフェースでホストと接続して評価することができます。
Linux DriverはGithubからダウンロード可能で、評価用のWindows用ソフトウェアも用意されています。



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