製品トピック
「トランシーバ内蔵 外付けCANコントローラ MCP251863」の紹介
2023/08/04
今回はマイコン等にCAN通信を追加する際に便利な、トランシーバを内蔵する外付けのCANコントローラを紹介します。
MCP251863
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- 対応CAN仕様: CAN 2.0BとCAN FDの両方に対応
- 最高ビットレート
- : 調停時 1 Mbps
- : データビットレート 5 Mbps
- インターフェース: SPI Max 20MHz Mode 0 or 3
- 動作電源
- : 2.7V~5.5V Max 20mA(@5.5V、40MHz CAN Clock)
- : Sleep時 15μA
- 動作温度範囲: -40℃~125℃(Eバージョン) -40℃~150℃(Hバージョン)
- 対応規格: ISO 26262 機能安全性 AEC-Q100、AEC-Q006
- 小型パッケージ: SSOP28、VQFN28
- その他
- : 2kバイトRAM内蔵 31レベルFIFO(送受信に対応)
- : 32個のフィルタ、マスク
- : バス診断とエラーカウンタ内蔵
- : CAN bus Wake-Up on Pattern(WUP)対応
- : 32ビット タイムスタンプ
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内部構成(CANトランシーバ部)
このICは、トランシーバ部とCANコントローラ部が独立構成となっていて、下図はトランシーバ部の構成です。
TXDとRXDがCANコントローラ部への送受信データとなります。

使用回路例
トランシーバ部の送受信データをRXCAN、TXCANに接続してCANコントローラに渡すようにしています。
電源は、MCUが3.3Vの場合には、CANコントローラのVIOも3.3Vとします。
MCUとのインターフェースはSPIとなります。割り込み信号(INTx)で送受信や、エラーなどのイベントを検出することができます。

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