丸紅情報システムズ株式会社
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低価格ABS樹脂積層ラピッドプロトタイピングシステム Prodigy(プロディジー)

ニュース
2000年09月25日
丸紅ソリューション株式会社

機能確認可能な3次元プリンター
丸紅ソリューションが販売開始

<背景>

製品の設計データをもとに短時間で立体的な試作品を作り出すラピッド・プロトタイピング(RP)装置が、図面出力に代わる新しい出力装置として注目されている。設計作業が平面図を使った二次元設計からコンピューターを駆使した三次元設計に移行しており、需要が拡大してきた。
造形方式や機能などにより価格帯もさまざまだが、ユーザの使用目的で市場は2分されつつある。一方は設計者が試作品により形状確認を行うために導入する場合で、簡単な操作性やネットワークに対応していることなどから「3次元プリンター」と呼ばれている装置。
数百万から一千万円程度の価格帯で、造形スピードは早いが精度は落ちる。
もう一方は形状確認だけではなく、機能確認や組み立てにも使用可能な試作、高精度・高機能だが価格は最低でも3千万以上の装置である。
各造形方式でさらに技術革新が進む中、米ストラタシスより後者の機能を持つ3次元プリンターが発売された。

 


丸紅ソリューション株式会社(東京都渋谷区東1-26-20 社長:木村常輔 資本金:10億円 URL : www.msol.co.jp)は、ラピッドプロトタイピング(RP)装置メーカーとして」高いシェアをもつ米国ストラタシス社(ミネソタ州イーデンプレーリ 米国株式市場NASDAQ SSYS 社長:スコット・クランプ氏/Mr.Scott Crump)が新たに開発した、RP装置「プロディジ(Prodigy 注:「天才」の意)」の販売を2000年9月1日より開始する。

プロディジは、ストラタシスの特許であるABS樹脂を熱で溶解し積層する方式で、幅203mm奥行き203mm高さ305mmの範囲内に試作を行うRP装置。
設計者が主に形状確認のために使用する「3次元プリンター」の特徴をもちながら、機能確認や組み付けなど上位機種に相当する高精度なモデリングを可能とした。
プロディジの特徴として、高速造形*1やネットワーク対応*2、平易な操作性*3、また導入後すぐに稼動可能等、「3次元プリンター」に必要な機能を搭載。

 

さらに、制限はあるが*4、上位機種と同等のモデリング精度を実現した。

現在数百万円台から1千万程度の比較的低価格な3次元プリンターは、精度や材料の強度等の問題で機能確認や組み付けを行うのは難しい。
丸紅ソリューションでは、3次元プリンターのユーザーに機能強化のニーズが強く、また価格面でも上位機種との間を埋める市場性の高い商品としてプロディジを位置付けている。
標準価格は本体、材料、ドライバーソフトと導入後すぐに稼動できるセット一式で1800万円。
丸紅ソリューションでは初年度30セット程度の販売を計画している。

 

<注釈>
*1 :ストラタシス社の商品ラインで上位機種であるFDM2000の約2倍のスピード
*2 :3次元CADシステムより、紙のプリンターに出力するように使用できる
*3 :造形終了をメールで通知、材料交換もカセットローディング方式でフルオート、など
*4 :FDM3000の試作サイズは、幅254mm奥行き254mm高さ406mm。
プロディジは幅203mm奥行き203mm高さ305m
プロディジはABS樹脂のノズル径が0.3mmで固定。FDM3000は0.254mm,0.3mm,0.4mmの3種類交換可能。

prodigy

プロディジは、造形精度を向上させるため、上位機種であるFDM3000とほぼ同じ造形方法を採用している。
リール巻の造形材料を、造形ヘッドに付属のヒーター部で溶解し、極小のノズルからABS樹脂と造形サポート材を交互に積層造形する方式である。

プロディジーでは、造形速度を上げるため駆動系を高速化し、またFDM3000で2個のノズルから2種類の樹脂を噴射しているのに対し、1個のノズル(2チップ)から交互に樹脂を射出させるなど、ヘッド部を軽量化している。
材料供給はカセット方式でオートローディングを採用し、3次元プリンターとして全自動の稼動が考慮されている。

現在、ストラタシス社のRP装置ラインアップはワークサイズや造成速度、精度、材料などにより6機種リリースされている。
最上位機種であるFDM Quantumは、主に自動車業界や家電業界、および試作サービス業界で導入されており、中堅機種のFDM3000およびFDM2000はそれに加え、日用雑貨メーカーや玩具メーカー、変わったところでは九谷焼など陶器の工業試験場などにも導入されている。
3次元プリンターのGenisysXSは同様の業界の設計室などが主なユーザーである。

丸紅ソリューションでは、今後3次元CADのさらなる普及に伴い、3次元プリンターの需要が大きく拡大すると考えており、設計段階の初期においても、より精巧な試作を望む日本の設計者には、プロディジのニーズが高いと予測している。

 

<お問合せ先>
丸紅ソリューション株式会社
渋谷区東1-26-20
製品お問合せ先/産業システム事業部 事業2部  tel : 03-5778-8583 fax : 03-5778-8909
取材お申込み先/広報課  tel : 03-5778-8885 fax : 03-5778-8999

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