外出先からスマートフォンで職場のパソコンを操作 在宅勤務利用で節電対策にも
丸紅情報システムズ株式会社(略称:エムシス/MSYS、本社:渋谷区渋谷3-12-18、社長:小川 和夫)は、パソコン遠隔操作システムの開発メーカー、韓国RSUPPORT(アールサポート)株式会社(本社:韓国ソウル市、日本支社:東京都千代田区、取締役副社長兼日本支社長:安千洪、設立:2001年)と販売代理店契約を締結しました。これにより同社が開発したパソコン遠隔操作ソフトウエア「リモートビュー(RemoteView)」の販売を2011年7月20日より開始します。「リモートビュー」は、インターネットに接続する環境があれば、ウェブブラウザを使って遠隔地のパソコンを操作することが可能です。パソコンだけでなく、米アップル社のiPhone(アイフォーン)やiPad(アイパッド)、米グーグル社の基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載したスマートフォンからの遠隔操作も可能です。
「リモートビュー」は、事前に遠隔操作対象のパソコンにエージェント(Agent)と呼ばれる専用ソフトウエアをインストールし、電源をオンにしておきます。遠隔操作する時は、操作端末をインターネットに接続し、パソコンであれば専用ウェブサイトにログイン、スマートフォンであれば専用アプリケーションをダウンロードして遠隔操作します。アールサポート社の特許技術を採用し、遠隔地のパソコンをあたかも目の前のパソコンと同じように操作ができる高速操作性で、在宅勤務に最適なツールです。そのほか、様々なOS・ネットワーク環境でも既存システムの設定変更が不要な高い接続性、および二重ログイン認証・独自プロトコル・AES256ビットのSSL暗号通信による高い安全性を実現しています。それに遠隔監視機能を持つ米インテル社のvPro(ヴィープロ)(*1)テクノロジーを搭載したパソコンであれば、電源のオン/オフの遠隔操作も可能です。
「リモートビュー」の導入には、「リモートビュー・サーバ(RemoteView Server)」ソフトウエアをインストールした専用サーバが必要です。パソコンやスマートフォンから「リモートビュー・サーバ」を経由して、遠隔操作対象のパソコンに接続し操作します。「リモートビュー・サーバ」には、サーバ管理者を支援する機能があります。専用サーバに接続している複数のパソコンのリアルタイムでのモニタリングや、グループおよび権限の設定などが可能です。MSYSでは、お客様のサーバ管理や運用の作業負荷を軽減するため、ASP(ソフトの期間貸し)サービスとクラウドサービスの2つを用意しています。ASPサービスは、アールサポート社のサーバを利用して、低価格で手軽に導入いただけます。クラウドサービスは、MSYS提携のデータセンターのホスティングサービスです。ユーザ専用のサーバを用意し、サーバ管理・運用をアウトソースすることができます。

2011年3月に発生した東日本大震災の影響で、今年の夏は電力供給量の不足が懸念されています。各企業は節電対策として、在宅勤務制度の導入、勤務時間の変更、休日の変更などの実施を検討しています。本製品は、オフィスにあるパソコンやサーバを外出先や自宅から遠隔操作し、業務を遂行することが可能です。MSYSでは、ユーザサポート事業やデータセンター事業を行う企業などを中心に、今後も需要が増えると見込んで、営業活動を展開します。初年度(販売開始後1年間)で3億円の販売を計画しています。本製品の販売価格は、「リモートビュー・サーバ」が12万5千円より(税抜き金額、10エージエント付き、サーバ機器および設定・設置作業費は別途)、「リモートビュー」が1万2千円より(税抜き金額、1エージェントあたり)。
- 簡単に遠隔操作対象パソコンへ接続が可能
パソコンはインターネットに接続してログインするのみ(インストール不要)。スマートフォンは、インターネットに接続して専用アプリケーションをダウンロードしログインするのみ。 - あらゆるOSに対応
パソコンは、WindowsXPからWindows7まで対応(今後、Mac、Linuxにも対応予定)。iOS、Android端末に対応。 - ネットワークやパソコン環境に依存しない高い接続率(99%以上)
Firewall、DHCP、Proxy、NAT、アンチウィルスソフトに対応。 - 高速な遠隔操作が可能
遠隔操作対象のパソコンを実際に操作しているのと同等のスピードを実現。 - 充実した遠隔操作機能
デスクトップ共有、マウス/キーボード操作、双方ペン描画、URL転送、ファイル転送、テキスト/音声チャットなど。シャットダウン、再起動、Ctrl+ALT+Delキーでの遠隔操作。 - 高度なセキュリティ機能
2重ログイン認証。指定されたMAC/IPアドレスによる認証。SSL暗号通信(AES 256bit)。画面ロック機能。 - パソコン管理機能
接続ログ管理、統計情報管理、PC資産情報管理。複数の遠隔操作対象パソコンの統合管理が可能。
CPU | 最小:2GHz以上、推奨:Xeon Dual Core 2GHz以上 |
メモリ | 最小:1GB以上、推奨:2GB以上 |
HDD | 73GB以上 |
OS | 最小:Windows 2003 Web Edition以上、推奨:Windows 2008 StandardEdition以上 |
DB | 最小:MS-SQL Server 2005 ExpressEdition、推奨:MS-SQL Server 2005 Standard Edition |
IPアドレス | IPアドレス 2個 (但し、社外の場合はGlobal IPが必要。SSL使用の場合は3個必要) |
CPU | 最小:1GHz以上 |
メモリ | 最小:512MB以上、推奨:1GB以上 |
OS | 最小:Windows XP Home Editon |
ブラウザ | Internet Explorer 6 以上 |
ファイアウオール | OutBound 80/443 Port Open |
- (*1) 米インテル社の企業向けデスクトップPCのブランド名。リモート管理機能、セキュリティ機能の強化、省電力性などが特長。遠隔でPCの電源管理ができる機能、障害を遠隔で修復する機能、ウィルス感染したPCを即ネットワークから切り離す機能などを持つ。
アールサポート社ホームページ:http://www.rsupport.com
(*)出典:ミック経済研究所のリモート支援 SaaS市場 2008年度シェア。
URL: http://www.marubeni-sys.com
〒150-0002東京都渋谷区渋谷3-12-18 渋谷南東急ビル
広報室(プレス関係者窓口)電話:03-5778-8885 ファックス:03-5778-8999
プラットフォーム&ネットワーク事業本部 デジタルマーケティング営業部
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