製造ソリューション事業本部

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設計・製造ソリューション展でお待ちしています!掲載日:2017/06/20

3Dプリンティング。近年のブームのおかげで、広く知られ、様々な分野で使われるようになってきた一方で、正しく理解されていなかったり、よくわからなかったり、まだまだ知られていない使い方も可能性もあります。私も日々の仕事で「?」や「!」と思うことがしょっちゅうあります。みなさんもそうかと。

そこで、3Dプリンティングの達人や、これから使おうとされる方にも、3Dプリンティングの「?」や「!」ついて、これからこちらのブログで少しずつお伝えし、また一緒により良い使い方を考えていければと思います。

今回は、明日6月21日から東京ビッグサイトで開催される「設計・製造ソリューション展(DMS)」にて筆者がみなさんにお伝えしたいことについて…

筆者紹介

丸岡 浩幸

丸紅情報システムズ株式会社 製造ソリューション事業本部モデリング技術部アプリケーション推進課スペシャリスト。Stratasys樹脂3Dプリンター、DesktopMetal金属3Dプリンターの国内外の活用情報収集発信、より良い活用方法提案、開発業務を主に担当。

3Dプリンティングの最新情報が集まるDMS

 

日本で3Dプリンティングに関する商品やサービスを販売している多くの方々、または3Dプリンティングを使っている、これから使おうとされている方々にとって、最大の情報交換、または商談の場として知られる「DMS」の時期が、また今年もやってきました。

第28回 設計・製造ソリューション展(DMS)
主催:
リード エグジビション ジャパン株式会社
会期:
2017年6月21日(水)~23日(金)
会場:
東京ビッグサイト

弊社丸紅情報システム株式会社も、例年と同じく、ブース出展を致します。(タイトル右下写真は昨年の弊社ブース)

ご案内のウエブページから引用します。

”当社ブースでは、製造業向けの3Dソリューションといたしまして、3Dプリンター(Stratasys社)、3Dスキャナ(GOM社)、ハイエンドCAD/CAMシステム(Tebis社)、NCデータ最適化システム(NCB社)、3D塗布状態検知システム(Coherix社)、隙間・段差測定システム(Origin Technologies社)といった多彩な製品をご紹介いたします。各実機のデモンストレーションに加え、ものづくり分野での各製品活用事例もご紹介いたします。
 また、製造業のお客様のIoT化へ向けたご提案として人・モノの位置情報を行動分析する事で業務最適化・効率化へと繋げられるシステム構築をiFieid製品(マルティスープ社)及びBLEビーコン(rapiNAVI Air2)などの製品でトータルソリューションとしてご紹介いたします。
皆様のご来場をお待ちしております。”

筆者も3日間ブースにてみなさんのお越しをお待ちしておりますが、特にみなさんにお伝えしたいことについて「予告篇」をお届けしたいと思います。

Stratasys社 新FDMプリンター F123シリーズ

国内では今年2月に発売し、既に多くのお客様にご導入いただいております、FDM方式(熱溶解積層方式)のミドルレンジクラス最新高性能3Dプリンター、Stratasys F123シリーズ最上位「F370」の実機展示、造形デモンストレーションを行います。

「F170」「F270」「F370」は、ストラタシスが長年培ってきたFDM造形テクノロジーと最新機能が融合された新製品です。これらの3機種は共通のプラットフォームを有し、システムソフトウェアの違いにより異なる造形サイズと造形材料が選択できます。新製品の特長は下記の通りです。

<新製品の特長>

1. 選べる3グレード
造形サイズや造形材料種類の異なる3つのグレードから目的に合わせて最適な1台を選ぶことができます。

2. 造形材料の拡充
従来からミドルレンジクラスの造形材料として使われてきたABS-M30に加え、これまで上位機種のみで使用できたASAやPC-ABS、更にパーソナル3Dプリンターで広く使われているPLA(ポリ乳酸樹脂)が使用できます(※機種により異なる)。また、材料交換作業も従来製品と比較し容易です。

3. 最小積層ピッチ0.13㎜を実現
従来の小型FDM方式3Dプリンターの最小積層ピッチは0.178㎜でしたが、新製品では0.127㎜を実現しました。1台の装置で造形目的に合わせて4種類の積層ピッチ(0.127、0.178、0.254、0.330mm)を簡単に切り替えることができます。

4. オートキャリブレーション機能搭載
ノズル高さと造形台の位置調整を自動で行うことができます。

5. Webカメラ標準搭載
装置と制御用PCが同じネットワーク上に接続されていれば、離れた場所からも造形中の様子をモニタリングすることが可能です。
(※ネットワーク環境により適用できない場合があります)

6. ソフトウェアの機能性向上
付属の3Dデータ作成ソフトウェアの機能が向上し、更に使いやすくなりました。日本語を含む多言語に対応しています。

7. オフィスで使える
安全性と静粛性を兼ね備え、設置場所を広く選べる筐体サイズ(W864×D711×H1626 mm、215㎏)。車輪が付いて一人でも移動可能です。

Stratasys社 Fortus用新材料 Nylon12CFとNylon6

既に多種の熱可塑性プラスチックを造形することができるFortusシリーズ用新材料として、Nylon12CFとNylon6が新発売されます。

Nylon12CF

既に販売され実績のあるNylon12に短繊維カーボンファイバーを35%を混ぜた材料で、Stratasys FDM材料の中で最高の剛性対重量比を有し、衝撃強度・疲労耐性も優れています。これにより、特に実用治工具の部品や実験用部品など、高い剛性が求められる用途に最適です。

Fortus450mcのみで造形でき、積層厚さは0.254mm、サポートはアルカリ水溶液溶解できるSR-110となります。

Nylon6

様々な用途に十分な耐熱性(熱変形温度=93℃)と、優れた耐衝撃性・耐摩耗性・耐薬品性を持つ樹脂で、特に落としたりぶつけたるする恐れのある治工具や、実用カバー類などの用途に最適です。

Fortus900mcのみで造形でき、積層厚さは0.254/0.33mm、サポートはアルカリ水溶液溶解できるSR-110となります。

どちらの材料も機械的物性が特徴ですので、なかなか数値だけではわかりにくい性能を、実際にブースでサンプルを見て触って実感していただきたいと思います。

ブースステージでの講演もあります

今年もブースステージにて、みなさんにお役立ていただける情報を、短時間でお伝えする講演を行う予定です。

筆者は、国内外の3Dプリンターや材料の最新情報や活用事例を見ていることから、日本の多くの皆さんが持たれている3Dプリンターの選び方、使い方についての共通のお悩みを解決する方法について、5分程度でエッセンスを解説をしたいと思っています。

その他、筆者も実際に訪問取材して新しく作った国内のお客様の3Dプリンター最新活用事例動画や、F370の実際の使い方なども、それぞれの講演者がお伝えする予定です。

3日間とも10:30から30分ごとに講演をお届けする予定ですので、ぜひ丸紅情報システムズブースでスケジュールをご確認の上、お聞きいただければと思います。

コラムをお読みいただいているみなさん、お会いできるのを楽しみにしています!

筆者がこのコラムを書き始めて約3か月となりますが、どうしてもこちらからの「一方通行」となっていますので、これまでの内容に対してのご意見や、これからについてのご要望など、お聞かせいただければ大変参考になります。

みなさんお忙しいこととは存じますが、もしよろしければぜひDMSの丸紅情報システムズブースにお立ち寄りいただき、説明員にお声掛けいただければ個別にお話をさせていただきます。

またDMS開催の翌週に
『人とくるまのテクノロジー展2017名古屋』
~先端の自動車技術が揃う国内最大の自動車技術展~
がポートメッセなごやで開催され、
そちらでも丸紅情報システムズはブース出展いたします。
開催日時:2017年6月28日(水)~30日(金) 午前10時~午後6時まで
※最終日30日(金)は午後5時まで

筆者も29日、30日にブースにいる予定ですので、こちらへのご来場もお待ちしております!

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