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学校・研究機関分野 3Dプリンター活用事例

慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科 様


慶應義塾大学大学院
メディアデザイン研究科 准教授 博士(情報理工学) 超人スポーツ協会 理事・事務局長 南澤 孝太 氏

テクノロジーで人の能力を超えろ!
2台の3Dプリンターで常に評価できる体制に

人を超えた人「超人スポーツ」

「超人スポーツ」をご存知だろうか。 超人的な能力をもった人たちが行うスポーツではない。人間の能力の拡張によって「人を超えた人」を目ざすスポーツのことだ。発案者は慶應義塾大学の稲見昌彦教授である。
では、どのように自分の能力を超えるのか。それはテクノロジーを使い、パワード・スーツ、ウェアラブルデバイスなどを着用して、筋力、五感、身体能力、動作などを拡張しようというものだ。
2014年3月に慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科のオープンハウスで、スポーツに関する展示会やシンポジウムが開催され、「超人スポーツ」という言葉が初めて世に知れ渡った。
すると、超人スポーツはすぐにムーブメントを起こす。賛同した学術研究者が集まり、同年10月10日には研究コミュニティーが立ち上がり、ビジネスチャンスと捉えた民間企業も続々と参入。2015年6月には遂に「超人スポーツ協会」という、大学でも国営でもない新しい組織が誕生することになる。
これにより、研究成果を実社会やビジネスに展開する土台ができた。同協会の理事・事務局長を務めているのが、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の南澤孝太准教授だ。





研究と試行の流れを止めない環境づくり

南澤准教授は、学生時代からも3Dプリンターを活用してきた先駆けユーザでもあり、現在は、JST ACCEL「身体性メディア」プロジェクトにおいて身体的経験を記録・共有・拡張する新たなメディア技術の研究開発を推進している。超人スポーツも身体性メディア技術の応用展開の一例として位置付けられている。身体性メディアの研究では、人が直接触るウェアラブルデバイスやタンジブルデバイスなどを作るため、試作したものをすぐに使って試してみることが必要となる。そこで活躍するのが3Dプリンターだ。「現在は『フィジカル(ここでの「フィジカル」は「モノ」というより「身体」という意味)』がキーワードになっており、初期のラフな段階でも試作して『身体』を使って評価することが重視されています。
情報やネットワークだけでなく、バーチャルからフィジカルへの回帰が進んでいます。そのため、データを実際の形にする3Dプリンターが重要になるのです」例えば、ブラインドサッカー用ボールの開発では、3Dプリンターでボールを作り、そのなかに電子デバイスを組み込んでから、プレイヤーに実際に使ってもらい評価するといった具合だ。
研究室は、3DプリンターObjet260 Connex3を購入したが、そのほかにもう1台の3Dプリンターがある。uPrintだ。これは購入したわけではなくレンタルしており、2台体制によってものづくりが行われている。
「研究と試行の流れを止めない環境づくりが大事だと思っており、そのためにも1台より2台ある方が良いと思っています。レンタルによって、3Dプリンターが研究の現場に置きやすくなりました。3Dプリンターの購入や保守が難しい場合は、レンタルという方法はとても有効だと思います」
2台設置するメリットはさらにある。研究室には工学系以外の研究者も多く、3Dプリンターに慣れていない人には扱いやすいuPrintを使ってもらい、慣れて来て違う材料を使いたい、もっと複雑な形状にしたいという欲求が出てきたらObjet260 Connex3を使ってもらうということができる点だ。
身体性メディアや超人スポーツの研究では、人の身体に触れるウェアラブルなデバイスを作るので、柔らかい材料が使えるObjet260 Connex3はとても有効だという。
ちなみに超人スポーツは、「身体能力の拡張」のほか、自動制御などでどんな魔球も投げられるボールなどを開発する「道具の拡張」、水上、水中、空中でもプレイできる「フィールドの拡張」、年齢層に関係なくプレイできる「プレイヤー層の拡張」、プレイヤーの息遣いや視点があたかもプレイヤー自身になったかのようにスポーツ観戦を楽しめる「観戦の拡張」などにも挑戦しており、その拡張の幅はとてつもなく広い。
「今後は、導電樹脂材料や新しい機能性樹脂が3Dプリンターで使用できることを期待しています」と南澤准教授。近い未来、DDMで作られた用具が使われる「超人スポーツオリンピック」なるものが開催されることも夢ではなさそうだ。



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