2025年6月4日
昨年実施いたしました、丸紅情報システムズ株式会社、ローランド ディー.ジー.株式会社、株式会社C&Gシステムズの3社によるコラボレーション企画のモニター企業をご好評により、再募集いたします。
各種方式での3Dプリント品に、加飾(※)ツールを用いて後加工を施し、その価値を上げ、用途を広げます。
本企画は、各社取り扱い製品を使用した試験的な取り組みとなります。3社からご提案する下記CASE1~5の活用方法をご参照いただき、お客様のご用意いただいた3Dデータを使用してご希望のCASEでトライアルをさせていただきます。 トライアルにかかる費用は無償とさせていただきますが、トライアル過程および結果は、モニター企業各社様の事例として、広報・販促活動にて扱わせていただきます。
*加飾とは?
物に装飾を加え、見た目や質感、印象を変えること。こちらでは樹脂や金属部品への装飾の付加を意図しています。
トライアル内容
FDM造形はエンジニアプラスチック(以下、エンプラ)による造形が最大の利点であるが、造形方法の特性上、積層面が粗くなる事が弱点となります。 これに対しUVプリンターによる積層面への加飾を行う事で、積層段差を埋め、表面が気にならない造形物を作る事エンプラ造形である事を活用したモデルや、最終製品の作成を想定しております。
想定する利用方法
FDM造形物への表面加飾処理による製品化(キャラクターキーホルダーなど)
トライアル内容
PolyJet造形では多彩な材料や色の表現が可能です。しかしフルカラーでの造形を行うには本体価格が高額になる為、やむなくカラー非対応の3Dプリンターになるケースも見受けられます。 これに対し、UVプリンターによる加飾を行う事で、3Dプリンターでは出せない解像度でのカラー造形物を、設備導入コストを下げて作る事ができます。 材料が同じUV硬化樹脂となる為、3Dプリンター造形物へのUVプリントは相性がよく、3Dプリンターでは再現しきれないシボなどの微細なテクスチャの表現も印刷できます。 インクジェット方式3Dプリンター造形物への低価格カラー表現利用を想定しております。
想定する利用方法
カラー試作品の作成。
微細テクスチャの加飾によるデザインの確認モデル作成。
トライアル内容
P3造形では、高い精度と生産性、幅広い高性能材料が使用出来ることで、最終製品としての使用を目的としたモデルの作成ができます。 これに対しUVプリントを行う事で、最終製品への微細な色・テクスチャによるシボを加飾し、製品としての完成度を高めることができます。UVプリンターによる加飾とは相性が良く、最終製品への加飾利用を想定しております。
想定する利用方法
最終製品への部分加飾。
トライアル内容
バインダージェット方式金属3Dプリンターでは、造形した金属モデルの表面がザラついており、必要に応じて表面の研磨など行い仕上げます。 これに対し、通常金属には行えないUVプリントですが、表面のザラつきを利用し、UVインクを付着させる事で、金属へのUVプリントを可能にしております。
想定する利用方法
金属モデルへの部分加飾。
トライアル内容
バインダージェット方式金属3Dプリンターにて造形したモデルへの打刻加飾を行います。 積層造形では表現できない様な文字やイラストなどのデザインを打刻する事ができます。 金属3Dプリンターでの造形物は製品のパーツ作成用途が高いため、パーツへのナンバリングやネーム打刻による製品活用を見込みます。
想定する利用方法
造形したモデルへのナンバリングやネーム打刻によるモデルの管理など。
以上、CASE1~5の活用方法を、自社製品に置き換えてトライアルを行ってみたいというお客様を募集致します。
またUV印刷において、平面形状のモデルでなくとも、画像のように治具を作成する事でポイントに印刷をする事は可能になりますので、併せてご検討ください。
募集内容
募集社数:5社
モデル作成数:1社1モデル(1造形方式)
募集期間:2025年8月31日まで
応募条件
・モニター企業としてトライアル内容の事例を提供いただける企業様
MSYS社・RDG社・CGS社にて、各々事例展開いたします。
モニター事例としての企業名の掲載は任意とさせていただきます。
掲載を基本としますが、絶対条件ではございませんので、企業様ごとに相談させていただきます。
・3Dデータおよび加飾用印刷データのご用意ができること。
・作成したい内容を具体的にお問合せ時にご記入いただけること。
ご応募いただいた場合でも、企画会社の選考により、モニター参加をお願いできない場合があります。あらかじめご了承ください。
本モニター募集の終了は、企画3社の都合により予告なく終了いたします。
ご不明な点等は、お問合せください。
▶ 3Dプリント
対応機種:Stratasys社製樹脂3Dプリンター、DesktopMetal社製金属3Dプリンター
造形サイズ:(X)100mm×(Y)100mm×(Z)100mm程度 ※相談可
▶ UVプリント
対応機種:VersaOBJECT MO-240またはVersaSTUDIO BD-8
印刷条件:モデル平面部分への印刷(高低差1mmまでの曲面)
▶ 打刻
対応機種:VersaSTUDIO MPX-90S
印刷範囲(XYZ): 80mm x 80mm x 40mm
印刷条件:印刷はモデル平面部分への印刷(高低差0.2mmまでの曲面)
3社共同企画モニター募集に関するお問合せ先:
丸紅I-DIGIOグループ 丸紅情報システムズ株式会社
製造ソリューションセグメント 製造ソリューション事業本部
デジタル マニュファクチャリング営業部 営業課
担当:河本
メールアドレス:stratasys_web@marubeni-sys.com
ローランド ディー.ジー.株式会社
日本セールス部 国内マーケティングユニット
担当:田中
メールアドレス:rdg-mkt@rolanddg.co.jp
株式会社C&Gシステムズ
国内営業本部 SI営業部
担当:安斎
メールアドレス:rfinfo@cgsys.co.jp
3Dプリンターのことなら
お気軽に当社へ
お問い合わせください
お電話でのお問い合わせ
WEBでのお問い合わせ
カタログ/資料