まずはサポート補強方法の前に基本的な内容となりますが、図1のような立方体形状のモデルを造形する際に、通常であればフラットな面を底面とし造形データを作成しますが、仮に図2のような造形方向で造形データを作成すると、冒頭でご紹介したモデル側面の傾きが45度となるため図3のとおりサポートが発生しません。当然ながらサポートが発生しないため、支えが無くモデルが造形中に倒れたりなどし、造形不良が発生してしまいます。このような単純な形状の場合は予測がつきますが、複雑な形状のモデルではデータ計算後にツールパスの確認をし、適宜、造形方向を変更する必要があります。