私は中国の出身で、大学卒業後、外資系のIT企業に2年間勤務しました。当時、日本と中国が共同して進めていたプロジェクトのサポート役を務めていたのですが、「サポート的な役割を求められる」仕事に物足りなさを感じるようになってきました。もともと日本に興味があり、学生時代に交換留学で1年間、日本に滞在。就職後も研修の一環で来日し、日本のビジネスを学んだこともありました。「もっとダイナミックな仕事に携わりたい」「自分の強みである中国語や日本語を活かせる仕事に就きたい」「何かを生み出す仕事をしてみたい」――このような想いを抱いていた時、転職フェアでMSYSと出逢いました。世界中の最先端技術を取り扱うIT商社であると知り、一気に惹かれたのをよく覚えています。加えて、人事担当者や面接官の対応からMSYSならではの自由な風土や働きやすい環境を感じ取り、入社を決意しました。
プロダクトマーケティング部は、2014年に立ち上がった新しい部門です。入社前の面接でマーケティングに興味があることを伝えていたので、「初代メンバーとしてマーケティングの仕事に携わってほしい」と声をかけていただいた時は、とても嬉しかったですね。業務の内容は、サーバやストレージ、ネットワーク、セキュリティ製品などIT基盤の構築に必要となる商材やソリューションを広くお客様に周知すること。展示会やセミナー、販促キャンペーン、広告など、メーカーごとに、どの時期にどのような展開をしていくか年間でプランを立て、実行に移していきます。商材とソリューションを理解した上でどのように市場に展開していくかを決めることが、この仕事のミッションとなります。最近では、IT基盤の構築を中心に病院の働き方改革に必要なツールを組み合わせたトータルソリューションの販促活動を実施しています。医療情報の業界は弊社にとっては新規参入の分野でしたので、業界内での認知度を上げるためのプロモーションが必要だと考えました。医療関係者が多く集まる場所を調査した結果、医療情報学会と国際モダンホスピタルショウであることがわかりましたので、こちらへの出展を決めました。世界の最先端技術をより多くの業界に展開し、結果としてより多くのお客様の課題解決につながることがプロダクトマーケティング部ならではのやりがいです。
IT業界は常に技術革新を続けており、今、この瞬間も新しい技術や製品が誕生しています。そこで、プロダクトマーケティング部では、世界各国の市場動向や最新技術をリサーチして最先端の商材を採り入れ、国内での展開を推進しています。先日、海外出張でシリコンバレーのスタートアップ企業を訪問する機会があり、先方のCEOや社員の方々とミーティングを行いました。シリコンバレーの企業では、様々な国籍の人々が集まって目標に突き進んでいく一体感や、自らイノベーションを起こしていこうとする情熱、失敗を恐れずに挑戦を続ける姿勢など、とても印象に残りました。先方の情熱に触れ、彼らのためにも、日本での国内展開の仕事をやり遂げようと思いました。MSYSは世界中の最先端技術をお客様に提供していくことを使命として、社員にも早い段階からこのような最先端技術に触れ、第一線のエンジニアと交流する機会が与えられます。これまではお客様との接点がメインでしたが、今回製品を作っている人たちとも接することができ、これまでよりも製品のことが身近に感じられるようになりました。また、彼らの製品を日本のお客様に展開するマーケティングの重要性を、より一層強く実感しました。今後はこれまで以上に業務に励み、いち早く、MSYSならではのソリューションとして、最先端技術を日本で展開していきたいですね。