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レコチョク様

集計システムのデータベースをピュア・ストレージで刷新 本番データでの検証、サポート力が採用の決め手に

国内の音楽配信サービスをリードする株式会社レコチョク(以下、レコチョク)。同社は収蔵楽曲数の増加に応えるべく各レコード会社に実績をレポートする集計システムのデータベースをオールフラッシュストレージのピュア・ストレージで刷新した。今回、パフォーマンスとコストの両立という課題の解決に加え、サポート力も重要なポイントとなった。丸紅情報システムズとピュア・ストレージは、フラッシュストレージを初めて利用する同社の要望に応え、本番データでの検証環境の構築を支援。同社は可用性やパフォーマンスを細部にわたって検証した結果、ピュア・ストレージの採用を決めた。

【課題と結果】1.収蔵楽曲数の増加に対応するべく集計システムのデータベースのパフォーマンスを向上したい→ピュア・ストレージの導入によりパフォーマンスが向上し月次処理も数倍スピードアップ。圧縮機能によりデータ量を1/2に削減。

【課題と結果】2.フラッシュストレージを初めて導入するため本番データを使って検証したい→丸紅情報システムズとピュア・ストレージは同社のデータセンターに検証用の環境構築を支援。同社はパフォーマンスや可用性を細かく検証しその挙動を確認しスムーズに導入

【課題と結果】3.データ量の増加に伴い、増え続けるライセンス費やメンテナンスコストを抑制したい→ピュア・ストレージを活用することでパフォーマンスを向上しながらもソフトウェアのライセンス費や運用コストの最適化を実現

導入の背景 サービスを展開し収録楽曲数も増大

2002年、世界初の携帯電話向け音楽配信サービス「着うた®」がスタート。2004年には「着うたフル®」のサービスも始まった。国内の音楽配信市場を拡大する推進力となった両サービスを提供したのがレコチョクである。
携帯電話の普及に伴い急成長した同社は、現在従来型の携帯電話、スマートフォン、パソコン、ゲーム機にもサービスを展開する、世界でも類をみない全方位のサービスを展開している。2014年に新CI(Corporate Identity)を定め、スローガン「人と音楽の新しい関係をデザインする。」を定め、既に月額制聴き放題サービス「レコチョクBest」、ニンテンドー3DS™向けサービスなどの展開を実現、また、新たに次世代音楽サービスを研究する「レコチョク・ラボ」を設置するなど、音楽との出会いを創造する取り組みを積極的に行っている。
「人それぞれのライフスタイルに合った音楽配信サービスを提供するためにICTインフラには24時間365日の安定稼働はもとより高いパフォーマンスが求められます。今回、大きなテーマとなったのがサービスの楽曲数を拡大するという経営戦略への対応でした」と、事業システム推進部 基盤運用グループ マネージャー山﨑明男氏は話す。
2014年に音楽データベースと連携する集計システムのデータベースを再構築したが、その際、課題となったのがパフォーマンスとコストの両立である。同社はオールフラッシュストレージのピュア・ストレージを導入し課題の解決を図ったが、フラッシュストレージの利用は今回が初めてだった。

導入の背景 本番データでの検証を重視する同社の要望に迅速に対応

集計システムのデータベースはダウンロード販売や月額制聴き放題サービスなどの実績を集計して各レコード会社にレポートする役割を担っている。同データベースに求められる要件について「扱う楽曲数が増えると実績の集計にも時間がかかります。各レコード会社のビジネスに関わるためパフォーマンスと信頼性は必要であり重要なものとなります。一方でコストの抑制も重要なポイントとなります」と、事業システム推進部 基盤運用グループ 島上伊知郎氏は話す。
パフォーマンスとコストの両立という難しい課題の解決に向けて「当初からオールフラッシュストレージ以外は考えていなかったです」と山﨑氏は話す。その理由についてこう続ける。「データベースの高速化ではサーバの性能よりもストレージのI/O性能の向上が鍵を握っています。オールフラッシュストレージによりI/Oレスポンスを高速化しデータベース全体の大幅な性能向上を図っていく。その結果ソフトウェアのライセンス費や運用コストの最適化を実現できます」また1台のサーバが故障しても別のサーバでサービスを継続できる共有ストレージとして利用しても高いパフォーマンスを実現できるという点もオールフラッシュストレージを選択する理由となった。
同社は製品の選定において性能や信頼性、コストなどに加えて本番データによる検証にこだわった。「フラッシュストレージを利用するのは今回が初めてだったので、実際に本番データを使って様々な条件における挙動を把握しておくことが必要でした」(島上氏)。本番データで検証を行うためには同社のデータセンターに検証用の環境を構築しなければならない。同社の要望にすぐに応えたのが丸紅情報システムズとピュア・ストレージだった。

導入の背景 冗長化された部品を1つずつ抜き差しして切り替わる時間を確認

オールフラッシュストレージの検討を開始した当初、同社は課題を丸紅情報システムズに相談する機会があった。そのときにピュア・ストレージを紹介されたという。「当社の課題に対し親身になってアドバイスをいただきました。本番データを使って検証したいという当社の要望にもピュア・ストレージと連携し迅速に対応していただきました。検証の際も丸紅情報システムズさんの適切な技術支援に助けられました。また当社の立場に立ち、ピュア・ストレージの専門技術者のアドバイスを受けられる機会を設けるなど当社がピュア・ストレージと良好な関係を築く環境を整えてくれました」と山﨑氏は話す。
同社による本番データを使った検証は細部にわたった。負荷をかけながら冗長化された部品を1つずつ抜いて切り替わる時間を確認。切り替わるまでの時間は1分以内とした。またパフォーマンス面では数時間以内に帳票をアウトプットできるかをチェック。さらに仮想的に将来増大するであろうデータ量への対応も試してみたという。「データ量を増やしてもパフォーマンスはほとんど低下しませんでした。カタログのスペックではなく本番データで検証したため、パフォーマンスはもとより信頼性や可用性に関して確認することができ、その結果ピュア・ストレージ採用の決め手となりました」(島上氏)2014年1月にピュア・ストレージの採用を決定、同年4月から本稼働を開始した。

導入の効果と今後の展望

導入後、データ量が増加しても高いパフォーマンスを実現できるのはピュア・ストレージのインラインでの圧縮機能によりデータ量を1/2に削減できている効果が大きいという。またピュア・ストレージのリモート監視サービスを利用し安定かつスムーズな運用を実現している。
今後について「今回、将来を見据えたデータベースを実現できました。丸紅情報システムズさんとピュア・ストレージさんにはこれからも連携を密に技術支援やサポートをお願いしたいと考えています」と山﨑氏は話す。
音楽との新たな出会いを創造するレコチョク。丸紅情報システムズとピュア・ストレージは同社の挑戦をICTインフラの面からしっかりと支えていく。

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