久しぶりの3Dプリンター展示会出展はどうだった？掲載日：2020/09/15

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横浜では酷暑の日々から、最近特に朝晩急に涼しくなり、過ごしやすいのは良いのですが、毎年のように夏が終わる寂しい感じも急にやってきた気がします。まだ在宅勤務が続いていますが、先週は前回のコラムでもお伝えした通り、3Dプリンター関連としても久しぶりに実際の会場で開催された展示会「名古屋 ものづくり ワールド/次世代3Dプリンタ展（主催：リード エグジビション ジャパン 株式会社）」に、ブース出展と出展社セミナーで講演するために2日間だけ行ってきました。

会場はAichi Sky Expo（愛知県国際展示場）で初めて行きましたが、駅からも近く、とてもきれいな会場でした。この状況で当然ながら、規模もこれまでより小さく、出展を取りやめられたブースも多くあり、来場者も全体に少なかったと感じましたが、特に最終日は予想していたよりは来場者も多く、弊社丸紅情報システムズ株式会社ブースにも大勢の方にお越しいただきました。このような状況の中ご来場いただいた皆様にはこの場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。

丸紅情報システムズ株式会社のブースはこのような感じでした。

まず当然ですがこれまでの展示会と違い、新型コロナウイルス感染予防対策として、入場ゲートでは手の消毒と体温測定が全員に行われ、弊社説明員もマスクはもちろんのこと、弊社ホームページからも3Dプリント用データを無料ダウンロードできる、有限会社スワニー様開発設計のフェイスシールドを付けてブースでの説明を差し上げました。

ブースでは、Stratasysの新製品でオフィスで使えるフルカラーPolyJetプリンターJ55や、

コンパクトFDMプリンターで炭素繊維強化ナイロン樹脂が使えるようになったMakerbot Method X カーボンファイバーエディション、

DesktopMetal Studioシステムプリンターを展示しました。

また出展社セミナーでは上記の新製品情報と、国内外の活用事例、また新型コロナウイルス感染拡大によって必要となったドアオープナーやアメリカでの人工呼吸器短期間開発の事例をご紹介しました。

今年は情報発信でも収集でも、オンラインでのウエビナー、交流会、展示会で行ってきましたが、今回展示会に参加してみますと、お互いマスク越しに話すということでどうしても普段より大きな声で話さなければならなかったり、おそらく乾燥具合も違ったのか、終わってみると喉が痛くなり、帰宅したら「声がおかしいね」と家族に言われたりしました。講演でもお互い表情も見えにくいことで、オンラインとはまた違う話しにくさもありましたが、講演ははほぼ会場がいっぱいになり、多くの方に聞いていただくこともできましたし、その場でご質問頂けたり、また会場内では旧知の方にも多くお会いし話せたことで、やはり直接会うことの価値、大事さも実感しました。

一方、拝聴した他の講演からも、ブースで実際に伺ったお話からも、国内で3Dプリンティングの活用が様々な分野で増え、「これから使ってみよう」という積極的なお考えを持ってご来場になった方も増えたように感じました。当然皆さん事業も仕事も生活も厳しい見通しなのは同じですが、「研究開発は止まっていない」「忙しさは変わらない」という声も聞かれましたし、「それぞれがどう考え、どう動くか」の違いの差がこれからますます大きくなっていくのではないかと感じました。

展示会やセミナーイベントもオンラインで以前よりさらに多く開催され、おそらく今後も情報発信入手の方法として定着していくのではと考えています。

その中で、丸紅情報システムズ株式会社も現在開催中の下記の展示会に出展しています。登録参加は無料で、好きな時に見たり、資料のダウンロードが出来ます。Stratasys、DesktopMetalの3DプリンターやドイツGOM社の3DスキャナATOSの新コンパクトスキャナ ATOS Qなどの新製品、事例ご紹介の資料をご覧いただけますので、是非ご参加ください。

ITmedia Virtual EXPO
【開催期間】2020年09月01日(火) ～ 2020年09月30日(水)

メカ設計EXPO
https://ve.itmedia.co.jp/em/2020a/mecha

今後もオンライン、オフラインどちらであっても積極的に参加し、皆様との情報交換をしていきたいと思っています。