コンテンツ・フィルタリング・サービス
有害で非生産的なWebコンテンツへのアクセスをブロックする、強力な保護および生産性向上ソリューション
教育機関、企業、および政府機関において、インターネット接続可能なコンピューターをIT部門から学生、従業員、職員に支給する場合、たとえそのコンピューターを組織内のWeb利用ポリシーが適用されているファイアウォール内で使用する場合であっても、非常に大きなリスクが伴います。不適切/危険/違法な情報や画像が含まれたサイトへのアクセスに、インターネット接続が使用される場合はなおさらです。そういったサイトにはマルウェアが仕込まれていることもあり、そうと知らずにダウンロードしてしまったため機密情報が盗まれてしまうという事態もあり得ます。
特に教育機関には、不適切で有害なWebコンテンツから生徒を守る責任があります。また、教育機関や図書館がeRate(学校図書館や公立図書館のインターネット接続料を割引にする米国の補助金制度)を受給するには、児童をインターネットから保護する法律(CIPA: Children'sInternet Protection Act)に適合したコンテンツ・フィルタリング・ソリューションをインストールすることが法律で義務付けられています。企業や政府機関の場合、従業員や職員によるWebアクセスを制限しなければ、業務に無関係なネットサーフィンによる生産性の著しい低下に加えて、法的責任を問われる事態の発生さえ考えられます。
SonicWall™コンテンツ・フィルタリング・サービス(CFS)は、SonicWallの統合脅威管理および次世代ファイアウォール上で動作する、強力な保護および生産性向上ソリューションで、教育機関、企業、図書館、および政府機関向けに、他に類を見ないコンテンツフィルタリング機能を提供します。SonicWall CFSを使用することで、ファイアウォールの内側にあるIT部門支給のコンピューターからの学生や従業員によるWebサイトへのアクセスを管理できるようになります。
SonicWall CFSは、要求されたWebサイトを、何百万ものレーティング済みURL、IPアドレス、およびWebサイトが格納されたクラウド上の膨大なデータベースと照らし合わせます。CFSには、56を超える予め定義されたカテゴリについて、個人やグループのIDごと、または時間帯指定によって、サイトへのアクセスを許可または拒否するポリシーを作成し適用する管理者用ツールがあります。またCFSでは、SonicWallファイアウォール上でWebサイトのレーティングを動的にローカルにキャッシュできるため、ほぼ即時の応答時間を実現しています。
ファイアウォールの外側で使用するノートパソコンには、SonicWallコンテンツ・フィルタリング・クライアントが、有害で非生産的なWebコンテンツのブロック制御に関する拡張機能を提供し、安全性、セキュリティ、および生産性上の懸念を解消します。クライアントは、SonicWallファイアウォールによって自動的に展開され、プロビジョニングされます。このコンテンツ・フィルタリング・クライアントは、ローミングデバイスのWebアクセスを制御するツールをIT管理者に提供するだけでなく、そのデバイスがネットワークのファイアウォールに再接続するときに、内部のポリシーの適用対象になるよう自動的に切り替える設定にもできます。クライアントの管理と監視は、クラウド上にあるポリシーおよびレポート作成用の強力なエンジンを使って行われ、このエンジンへのアクセスはファイアウォールのインターフェイスからシームレスに実施されます。有効期限の過ぎたクライアントがインターネットに接続しようとして内部ネットワークへの接続を試みると、その接続は拒否され、ユーザには是正措置を促すメッセージが示されます。
特長とメリット
きめ細やかなコンテンツフィルタリング機能
IT管理者は予め定義されているカテゴリのすべて(またはカテゴリの組み合わせ)をブロックしたり、帯域制御を適用したりできます。管理者はユーザレベル認証(ULA)およびシングルサインオン(SSO)を使ってユーザ名とパスワードによるログオンを強制できます。CFSでは、Java™、ActiveX®、cookieなど、害を及ぼすおそれのあるコンテンツをブロックできるうえ、授業中や営業時間中といった時間帯の指定によるフィルタリングも可能です。さらに、IM、MP3、ストリーミングメディア、フリーウェアなど、帯域を消費するファイルを排除することで、パフォーマンスを向上させます。
動的にアップデートされるレーティングアーキテクチャ
要求されたWebサイトはすべて、数百万のURL、IPアドレス、ドメイン情報をカテゴリ分けした高精度のデータベースに照合されます。SonicWallのファイアウォールは、レーティングをリアルタイムで受け取り、個々のレーティングをローカルのポリシー設定と照合します。これにより、管理者がローカルに設定したポリシーに基づいて要求を許可または拒否します。
アプリケーショントラフィック分析スイート
SonicWall GlobalManagement System(GMS®)、SonicWall Analyzer、およびSonicWall Scrutinizerが含まれており、いずれもブロックされたWebサイトおよびユーザがアクセスしたサイトといった情報を含め、ファイアウォールを通って送信されたデータのリアルタイムな履歴分析を実施します。
使いやすいWebベースの管理
ポリシーを柔軟に設定でき、インターネットの利用状況を完全に制御できます。管理者は、個人ユーザ、グループ、または特定のカテゴリタイプに対して、複数のカスタムポリシーを適用できます。ローカルのURLフィルタリング制御機能により、特定のドメインやホストの許可または拒否が可能です。不適切で非生産的なコンテンツをより効率よくブロックするために、管理者側でフィルタリングリストも作成でき、カスタマイズも可能です。
ハイパフォーマンスなWebキャッシュ機能とレーティングアーキテクチャ
サイトを簡単にブロックでき、カテゴリ別の自動ブロックも可能です。URLのレーティングはSonicWallファイアウォール上でローカルにキャッシュされるため、頻繁に使用するサイトには瞬時にアクセスできます。
IPベースのHTTPSコンテンツフィルタリング
暗号化されたHTTPS接続によるWebサイトへのユーザアクセスを制御できます。HTTPSのフィルタリングは、暴力、差別、オンラインバンキング、ショッピングといった不適切/非生産的な情報や画像を含んだWebサイトのカテゴリ別のレーティングに基づいて行われます。
拡張性とコスト効率に優れたソリューション
SonicWallのファイアウォールからコンテンツのフィルタリングを制御でき、ハードウェアを追加する必要もなく、専用のフィルタリングサーバを別途用意する費用もかかりません。
ローミングデバイス用のコンテンツ・フィルタリング・クライアント
組織内部でのWeb利用ポリシーの適用を拡張し、ファイアウォールの外側にあるデバイスについても、不適切で非生産的なインターネットコンテンツをブロックできるように設定できます。デバイスがインターネットに接続する際、その接続場所に関係なく、セキュリティと生産性にかかわるポリシーが適用されます。
特長
コンテンツ・フィルタリング・サービス・プレミアム | |
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カテゴリ | 56以上 |
ユーザ/グループポリシー | ◯ |
動的なレーティング | ◯ |
レポート作成 | Analytics及びNSM |
Webサイトのキャッシュ機能 | ◯ |
セーフサーチの適用 | ◯ |
IP範囲ごとのCFSポリシー適用 | ◯ |
利用可能:
|
◯ |
YouTube for Schools | ◯ |
HTTPSコンテンツのフィルタリング | ◯ |
スケジュール設定によるフィルタリング | ◯ |
コンテンツフィルタリング用データベース | 動的にアップデートされるデータベース 2,000万以上のURL、IP、ドメインを格納 |
サポート対象のファームウェアバージョン/オペレーティングシステム | SonicOS 5.x以降 |
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