丸紅情報システムズ

MakerBot

3Dプリンター

製品ソリューション事業本部03-4243-4123

レーシングカー部品の造形に
MakerBot 3Dプリンターを使用

Leavine Family Racing

METHOD X 3Dプリンターを使用して、2020年のNASCARカップシリーズシーズンにおける迅速な設計、プロトタイプ製作、特性製品パーツの生産を実現

  • クライアント

    リーバイン・ファミリー・レーシングは、2011年から2020年のNASCARカップシリーズに、No. 95としてトヨタカムリで出場しました。チームは、新人王候補のChristopher Bellをドライバーに起用し、2020年のNASCARカップシリーズシーズンを20位以内で終えました。

  • 課題

    リーバインは長年にわたり、チームのレーシングカーに3Dプリンティングを活用してきました。このテクノロジーとの最初の出会いは、車のスプリッターの穴を塞ぐ幅1インチのパックを、ベンダーから購入するのではなく内製するためのコスト効率の高い方法を探していた時でした。このパックは、車の性能の向上をもたらすデリケートな空力コンポーネントです。射出成形によって作られたパックは通常1個5ドルで、1回しか使わずに廃棄されていました。

  • ソリューション

    リーバインでは、対応する材料および高機能熱可塑性プラスチックの種類や組み合わせが豊富であることから、MakerBot METHOD X ™3Dプリンターを選択しました。ラピッドプロトタイピングと製品パーツの両方に適したプリンタです。METHODプリンタのきわめて高い温度でも造形できる機能も、要件の厳しい部品に求められる高強度および高耐熱性を備えた材料を必要としていたリーバインにとってのメリットでした。チームは3 台のMakerBot METHOD X 3Dプリンターの採用を決めました。2 台は整備工場用で、1 台はリーバインのオフィスに設置することも、移動してレース会場で使用することもできるものです。PLA材料を使ってパックを社内で造形したところ、最終的にチームは年間2 万~ 2 万5 千ドルのコストを削減できました。

    「わたしたちがMakerBot METHOD Xを選んだのは、その高度な機能が理由です。おかげでより優れた、軽量の部品をごく短期間で造形できます。METHODは、3 台すべてのプリンタをノートパソコンから操作できる接続しやすさから、ABSやナイロンカーボンファイバーなどの使用できる高機能材料、さらにつねに造形精度と再現性を確保する加熱造形チャンバーにいたるまで、市場にある3Dプリンターの中でもっとも高度な装置の一つです」とリーバインは述べています。

  • 造形

    社内の3Dプリンティング機能を直接かつすぐに利用できるため、レーシングカー技術者たちはすぐに自分たちでプロトタイプおよび製品パーツの造形を始めました。その結果、時間とコストの両方が削減され、チームの人材の創造性を存分に活用できます。

    「チームがもともと考えていた新しいアイデア、新しい用途が、3Dプリンティングを活用することでさらに拡大しました。3Dプリンティングがわたしたちにとっての日常となり、プリンタは絶えず動いていました。3Dプリンティングがわたしたちの製作活動において、こんなにも不可欠な要素になるとは思いませんでした。以前は部品を自分たちで製作することはなく、いつもベンダーから購入していました。ところが、自分たちで部品を製作できる機能が登場したことで、よりうまく、速く、安く、そして効率よく物事を進める方向に目が向くようになりました」ともリーバインは述べています。

    「他のクライアントの需要にも対応する外注先のベンダーの管理を必要とせず、社内で製作プロセスをコントロールできることがきわめて重要でした。プロセスや部品の品質をはじめとするあらゆることを自分たちでコントロールできました」

MakerBot 導入事例

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