ONTAP機能
(ドライブ管理)

Advanced Drive Partitioning(ADP)

Advanced Drive Partitioning(ADP)は、ディスクをRoot用・Data用として仮想的に分割するNetApp ONTAPの機能です。
搭載本数の少ない構成や単価の高いディスクドライブを利用している構成では、Root用(システム領域)でディスク本数を消費してしまった場合、Data用に利用できるディスクが限られてしまいます。ADPを利用することで、パーティショニングされたディスクをRoot用・Data用として独立して使用することができるため、ディスクの実効容量を大幅に高めることが可能になります。

主な特徴

  • ADPの利用は、最大24本
  • FASシリーズのエントリーモデルではADPが必須
  • AFFシリーズでは、Root+Data+Dataのパーティショニングが可能(ADPv2)
非ADPの場合
非ADPの場合
ADPを利用する場合
ADPを利用する場合

RAID-4 / RAID-DP / RAID-TEC

NetApp FAS/AFFシリーズは、RAID-4、RAID-DP、RAID-TECをサポートします。
RAID-4は、パリティ・ディスクへのアクセス集中によりパフォーマンスが悪く、商用システムで実現されている例はありませんでした。(図1)NetAppでは、独自開発のWAFLファイルシステムおよびNVRAM(不揮発性メモリ)との組み合わせにより、オーバーヘッドが少なく高速な書き込みを実現します。(図2)
このRAID-4構成をベースにパリティを二重化したのが、NetApp独自のRAID-DPです。RAID-4に対角方向のパリティを加えることによって、最大2重のディスク同時障害にも耐えることができます。(図3)
さらにRAID-TECでは、3つ目のパリティを追加することで、より大きなRAIDグループをサポートしており、パフォーマンスや利用効率、信頼性の柔軟な対応が可能になります。

主な特徴

  • アグリゲート作成の際、組み込むディスクのRAIDレベルはRAID-DP以上が必須
  • 10TB以上のHDDではRAID-TECが必須
RAID-4 / RAID-DP / RAID-TEC 特徴
一般的なRAID5/RAID6とRAID-DPとの比較
  RAID5 RAID6 RAID-DP
パフォーマンス ×
信頼性
コスト

アグリゲート

NetApp FAS/AFFシリーズでは、単一もしくは複数のRAIDグループを構成するディスクの集合体アグリゲートにおいて、物理ストレージリソースを共有プール化し、ここからボリュームとして利用する事が出来るようになります。
アグリゲートを作成する際、RAIDタイプおよびディスク本数を指定することにより、自動的にRAIDが構成されます。

アグリゲート

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