ONTAP機能
(基本機能)

ONTAP

ONTAPはNetApp FAS/AFFシリーズおよびONTAP Select、Cloud Volumes ONTAP(CVO)に搭載されている、NetApp独自のストレージ専用OSです。 エントリークラスからハイエンドまで共通のOSを採用しており、モデル・機種世代を跨いだスケールアウト構成を取ることが可能です。
ONTAP は、NFS、pNFS、SMB/CIFS、iSCSI、Fibre Channel、Fibre Channel over Ethernet(FCoE)、NVMe over FCといったストレージ接続におけるすべてのプロトコルに対応した業界初のスケールアウト型ユニファイド・ストレージを実現し、さまざまな企業システムのストレージ環境に適用させることが可能です。
また、データ保護機能、セキュリティ機能、クラウド連携等、エンタープライズ用途に求められる機能を備えており、柔軟性、運用性および拡張性を持ち合わせたストレージ基盤の構築が可能です。

主な特徴

  • 業界初のマルチプロトコル対応スケールアウト型ストレージ
  • エンタープライズ用途における仮想基盤やクラウドサービス基盤にも柔軟に対応
  • ストレージのワークロードにあわせてコントローラを追加または削除することで最適なパフォーマンスを維持

関連製品およびテクノロジー

  • FAS/AFFシリーズ

    FAS/AFFシリーズ

    ユニファイド スケールアウト ストレージと業界先進のデータ管理機能で、変化するITニーズに素早く対応

  • ONTAP Select

    ONTAP Select

    汎用サーバ上で動作する仮想アプライアンス版ONTAP

  • Cloud Volumes ONTAP

    Cloud Volumes ONTAP

    パブリッククラウド上で動作するNetAppの仮想ストレージ

WAFL

WAFLは、データ更新の際に同じディスクブロックを上書きせず、新規ブロックに追記を行う追記型構造(フルジャーナル型)のファイルシステムです。
予期せぬシステム障害が発生した場合でも、一貫性の保たれたファイルシステムの状態を維持することが可能です。
また、RAID上の全データブロックを管理し、データブロックの配置、書込みサイズを調整してディスクアクセスの高速化を図ります。

WAFLの特徴的動作

NVRAM

ONTAPは、独自のファイルシステム(WAFL)とNVRAMを組み合わせることで、データ書き込みの高速化、ディスクI/Oの最適化、データ一貫性の保証を実現しています。
クライアントからのWriteアクセスはNVRAM(不揮発性メモリ)に一時的に記録され、ファイルシステム(WAFL)に書き込みを行います。この際、NVRAMへの書込み完了時点でクライアントにAckを返すことにより、ストレージへのWriteアクセスの高速化を実現しています。(ライトバック方式)
また、WAFLへの書込みの際、ランダムアクセスをシーケンシャルアクセスにすることで、NetApp独自のRAID-4/RAID-DP/RAID-TECへの書き込みの最適化を行い、高速化を実現しています。
NVRAMは電源保護されており、不意の停電時にも内蔵のフラッシュ領域に書込みを行ってから安全に停止されるため、データ保護機能も備えています。

NVRAM+WAFL+RAID-4/RAID-DP

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