ATOS PlusATOS用の自動化されたフォトグラメトリ
特徴
GOMの自動測定システムではATOSセンサはPlus Boxとの連携動作が可能です。Plus BoxはATOSシステムに直接取り付け可能なフォトグラメトリ用の増設(アドオン or オプション)センサです。このセンサにより、リファレンスポイントマーカーを3~30μmの偏差で完全に自動測定できます。測定されたリファレンスポイントマーカーによって3D空間が形成され、ATOSセンサの各スキャンの詳細な測定値がその空間に自動変換されます。このようにして全体的なフォトグラメトリ測定精度を確立しています。
利点
長期間にわたるプロセスの安全性
治具精度に影響を及ぼす可能性のある外部要因は数多く存在します。温度や機械的影響、衝突や部品と治具の経時的な位置変化などが挙げられます。ATOS Plusはこのような変化を自動検出し、新しいフォトグラメトリ測定をトリガーします。
高い繰り返し精度と信頼性
フォトグラメトリによって生み出される結果は非常に正確です。一方、従来の手動測定の精度はオペレータによって左右される可能性があります。オペレータは常に同じ位置で測定できるわけではなく、またオペレータの注意力も徐々に失われていく可能性があります。
時間(時間工数)の節約
ATOS Plusにより検査プロセスの完全自動化を実現します。最適な照明、再現性の高いセンサ位置、組み込まれているスケールバーなどの利点により、手動フォトグラメトリ測定と比較して必要な測定回数が少なく済みます。プロセスが最適化され、時間が節約されます。
治具費用の削減
クランプ治具やリファレンスフレームは測定中に測定対象物を固定して測定安全性を確保します。自動化されたフォトグラメトリを利用することにより、費用対効果の高い材料を使用して治具を軽量化します。また治具の寿命を最適化し、全体的に治具の製造コストの削減を図かることができます。
テクノロジー
ATOS PlusはGOMの確立したデジタイジングおよび検査ソリューションに組み込まれており、既存のATOSセンサに拡張することも容易です。
高解像度のフォトグラメトリカメラ – 内蔵されたフォトグラメトリカメラは最大2900万画素の解像度を誇り、高精度にリファレンスポイント位置を取得
内蔵されたファセット照明 – ATOS Plusには組み込み式のファセット照明が搭載されており、測定エリアに関係なく均一なフラッシュ照明を提供
独自開発された光学系 – ATOS Plusは特別開発されたGOM光学系と独自開発のレンズを使用し、高い画像安定性と測定精度を確保
VDIによって実証済 – ATOS PlusセンサはVDI/VDE 2634ガイドラインに準拠
広範囲の測定エリア – 高解像度のセンサと特殊な光学系により最大3mという広範囲の測定エリアを短い測定距離で実現
ソフトウェアによる直接制御 – ATOS PlusはATOS Professionalソフトウェア内に完全統合
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